Inspire〜ストラスブールの夜
7月24日(日)18:15〜19:30
閉館後の美術館で、展示作品をテーマにジャズ演奏家が即興音楽を演奏。企画展「とある美術館の夏休み」出品作家の小川信治が、演奏から得たイメージをもとにライブペインティングを行います。
出演
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小川信治(展覧会出品作家)、平手裕紀(キーボード・トランペット)、岩持芳宏(バスクラリネット)、影山宣明(映像) |
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開催日時
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7月24日(日)18:15〜19:30 |
会場
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7F階展示室 |
定員
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15名 |
参加申込締切
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7月13日(水) |
参加費
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無料(大学生以上は要展覧会チケット) |
ー音楽は溶けて流動化した建築であり、建築は凍れる音楽であるー(ゲーテ 小川のあいまいな記憶による)
小川信治の作品はあらゆるものに干渉してゆきます。西洋古典絵画や古い絵葉書、家族のアルバム、書物、映画のワンシーン、ワインのエチケットなどに。この「Inspire ~ ストラスブールの夜」では音楽と絵画の相互干渉の実験が繰り広げられます。
小川は2021年11月にピアニストの平手裕紀と出会い、音楽と絵画という異なるをイメージを交換し合う対話の中に聴衆も巻き込む「Inspire」という概念を思いつきました。
初回の「Inspire」はバスクラリネットの岩持芳宏を加え橦木カフェ(名古屋)で行われました。
2回目にあたる「Inspire ~ ストラスブールの夜」では、まず鉛筆画「ストラスブール」のイメージを2人の音楽家が音の世界に溶かし込み空間に解き放ちます。
小川はその音を拾い集めて再び絵画に凍結させてゆきます。作画の様子は映像化、空間に投影されて奏でられる音楽に干渉してゆきます。
この循環構造から生み出される「ストラスブールの夜」のイメージが観客それぞれの心の中で統合するという現代における錬金術的試みです。
【WEB申し込み注意事項】
※1名につき1件でお申し込みください。
※迷惑メールなどの受信を制限する設定をされている方は、ご応募の前に @ccma-net.jp ドメインのメールを受信できるよう、ご設定ください。
※メールフォームからお申込後、すぐに受理メールが送られます。申込受理メールがすぐに届かない場合、迷惑メールのフォルダに振り分けられている場合がございますので、ご確認ください。その上で届いていない場合は、お手数ですが美術館までお問い合わせください。(※携帯電話のキャリアメールなどで、返信メールをお受け取りいただけないケースが散見されます。差し支えなければパソコン等で受信できるメールアドレスをご入力ください。)
※定員を超えるお申し込みがあった場合は、抽選となります。また、抽選後数日以内に、当選の方にのみメールにて当日の詳細をご連絡をいたしますのであらかじめご了承ください。
参加申込受付締切
2022年7月13日[水]→7/16(土)に当落のご案内をお送りしました。
画家。「世界とは何か」をテーマに、時間と空間の構造や人間の意識とのかかわりを描いた超細密な油彩画、鉛筆画、コラージュ、映像作品などを手がける。
主な展覧会に「Shinji Ogawa – I Enter Every Reality」(ポーランド・クラクフ現代美術館、2019-20年)、「小川信治展―あなた以外の世界のすべて」(千葉市美術館、2016年)、「線の迷宮II―鉛筆と黒鉛の旋律―」(目黒区美術館、2007年)、「小川信治展―干渉する世界」(国立国際美術館、2006年)、「小川信治展―Souvenir/Souverain」(豊田市美術館、2002年)などがある。
名古屋音楽大学ジャズ科ピアノ専攻を主席で卒業。プレイヤーとしてはもちろん、作編曲家としても企業CM音楽の提供やアレンジ、レコーディングなど、多方面で活動中。
これまでに自己リーダーアルバム「First Step」をリリース、2018年シアトルにてマルチプレイヤーJay Thomas氏とレコーディング、アルバム「The Promise」をリリース。2019年にはシアトルで行われたEarshot Jazz Festivalに出演、現地で高い評価を受ける。
これまでにケイコ・リー(vo)、大坂昌彦(ds)、Jay Thomas(tp)、小濱安浩(ts)等国内外を代表するミュージシャンと共演。
現在、自己のリーダーカルテットの活動を中心に、数多くのセッションで全国的に活動している。
サックスを演奏する父の影響で幼少より種々の管楽器に慣れ親しむ。中学より吹奏楽部に所属、アルトサックスを担当。高校在学中にジャズに興味を持ち、大学時代にライブ活動を開始。
2000年 “CUG Jazz Orchestra” 入団と同時にリーダー小濱安浩(ts)氏の薦めによりバリトンサックスに専念する。2001年には渡米しGary Smulyan(baritone sax)氏に師事。2006年 “小曽根 真 featuring No Name Horses” にも参加し活動の幅を広げる。
現在名古屋市を拠点とし、2つのビッグバンド・自身のリーダーバンドを中心に数々のセッションで活躍中。
1994年映像プロダクションとして起業。
1995年に小川信治と出会い、以来、映像に関わる作品の技術的な補助を続けている。
2016年の千葉市美術館における「小川信治展 あなた以外の世界のすべて」では映像の編集、展示設営の補助をする。
テレビCM、スポーツ中継タイトル、ライブステージバック映像、ミュージックビデオ、水族館・科学館など展示映像、プラネタリウム全天周映像、官公庁啓発映像、企業イベント販促展示映像など制作。