ヴァナキュラー写真という観点から「知らないうちにはじまっていて、いつ終わるのかわからない」について話してみる
2024年12月21日[土] 15:00-
「ヴァナキュラー(vernacular)」は、直訳すると「その土地固有の」「話し言葉の」といった意味をもち、転じて建築や写真の分野で特殊化されて使われています。「ヴァナキュラー写真」とは、名のある写真家による写真作品“ではない”写真、つまりおおまかに言えば一般人が残してきた膨大な写真のことを指します。本プロジェクトで扱っているのも、まさに「ヴァナキュラー写真」。今回は、写真研究者の安田和弘さんをお招きし、ヴァナキュラー写真の観点から「知らないうちにはじまっていて、いつ終わるのかわからない」について話します。
日時
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2024年12月21日[土] 15:00-(14:45受付開始) |
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会場
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4階 子どもアトリエ |
講師
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金川晋吾(本展作家)、安田和弘(写真研究者) |
定員
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20名 |
参加費
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無料 |
参加方法
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当日、直接会場へお越しください。 |
1981年京都府生まれ。2006年神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。2015年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。自身の親族や同居人など、身近な人々やその生活を撮影し、自己と他者の関係性を探る作品を手がける。写真には日記やテキストを添え、言葉での表現も精力的におこなう。おもな著作に2016年『father』(青幻舎)、2023年『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)など。おもな展覧会に、2018年「長い間」(横浜市民ギャラリーあざみ野)、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館)、2024年「祈り/長崎」(MEM)など。
1990年生まれ。2024年早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。2021年4月〜2024年3月 早稲田大学文学学術院 助手。2024年4月〜早稲田大学総合人文科学センター イメージ文化史部門 招聘研究員。2024年4月〜東京綜合写真専門学校 非常勤講師。専門は写真アルバムを中心とした日本写真史、視覚文化論。主な論文に「写真アルバムを「開く」-1930年代製作のアルバムを事例として-」(『表象・メディア研究』14号、2024)。