No.5 「糞」
2022年11月13日[日] 14:00
コレスポンダンス・プロジェクトの一環として、6回に渡り会場に語り部をお招きし、「万物が語る」というコンセプトのトーク(パフォーマンス)を開催します。このトークにおける「ゲスト」は、あくまでも人間以外のさまざまな存在です。語り部の方々には、そうした「ゲスト」の代弁者として「ゲスト」になりきっていただき、その視線から、世界のこと、人間のこと、自分のことについて、講演を行なっていただきます。後半は語り部と大小島さんによる対談を行います。
開催日時
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2022年11月13日[日] 14:00-(13:45開場予定) ※15:30終了予定 |
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語り部
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伊沢正名(糞土師) |
定員
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15名程度 |
参加方法
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当日13:00より4階子どもアトリエ入口にて整理券配布 |
会場
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4階 子どもアトリエ |
参加費
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無料 |
現代美術家。1987年東京生まれ。異なるものたちの環世界、その「あいだ」に立ち、絡まり合う生と死の諸相を描くことを追求している。インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2014年にVOCA奨励賞を受賞。2017年にはアニエスベーが支援するTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。2021年「ククノチテクテクマナツノボウケン」KAATで舞台美術を手がける。 主な参加展覧会に、「いのち耕す場所」(2019年、青森県立美術館)、「瀬戸内国際芸術祭-粟島」(2019年)、「Re construction 再構築」(2020年、練馬区立美術館)、「コロナ禍とアマビエ 」(2022年、角川武蔵野ミュージアム)、「地つづきの輪郭」(2022年、セゾン現代美術館)、「世界の終わりと環境世界」(2022年、GYRE GALLERY)。主な個展に、「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして」(2015年、第一生命ギャラリー)、「L’oeil de la Baleine/ 鯨の目」(2018-19年、フランス・パリ水族館)。主な出版物として『鯨の目』(2020年、museum shop T)など。
1950年、茨城の片田舎に生まれる。
人間不信に陥り、仙人を夢見て高校中退。貧乏山旅で人々の温かさに触れ、人間社会復帰。
1970年、自然保護運動を始める。
1973年秋、動植物の死骸やウンコを土に還し、新たな命に繋げる菌類の働きを知る。
1973年暮れ、屎尿処理場建設に反対する住民運動に、「反対するならウンコをするな!」と憤る。また、自分自身のウンコの責任にも気付き、トイレ排泄の意味を考え始める。
1974年1月1日、ウンコの責任を果たすため、信念を持って野糞を始める。
1975年、自然保護運動に換えて、菌類の重要性を広めたいと写真家を目指す。
1990年、「正しい野糞のしかた」を確立。
2006年、写真で訴えることの限界を感じ、写真家を辞め、新たにウンコと野糞で闘う糞土師を名乗る。
2007年~、野糞跡掘り返し調査を敢行し、ウンコが新たな命に蘇る過程を写真で記録する。
2008年、糞土師として初の著書『くう・ねる・のぐそ』刊行。
2013年6月16日、2000年6月1日から続いていた連続野糞記録が、4793日で途絶える。
2015年、舌癌になり、死に向き合うことで糞土思想が深まる。
2020年、糞土思想の深化と拡散を目指し「対談ふんだん」始める。
http://taidanfundan.com
2021年、糞土師の全てを次世代に引継ぐために、糞土塾を始める。
2022年9月までに、累計野糞数は15800回を超える。
【著書】
『くう・ねる・のぐそ』『葉っぱのぐそをはじめよう』(山と渓谷社)、『うんこはごちそう』(農山漁村文化協会)、『ウンコロジー入門』(偕成社)、他