企画展

サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展

2024年1月6日[土] – 3月3日[日]

会期

2024年1月6日[土] – 3月3日[日]
前期:1月6日[土] – 2月4日[日] 後期:2月6日[火] – 3月3日[日]

休館日・休室日

休室日:1月9日[火]、15日[月]、2月5日[月]、13日[火]
※第1月曜日は全館休館

観覧料

一般1,500円(1,200円)、大学生800円(640円)、小・中学生、高校生無料
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※( )内は前売券、および市内在住65歳以上の料金

◎本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます。

◎ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額
◎ごひいき割引:本展チケット(有料)半券のご提示で、会期中2回目以降の観覧料2割引

主催

千葉市美術館、東京新聞

協力

日本航空

鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし1756−1829)は、旗本出身という異色の出自をもち、美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師です。浮世絵の黄金期とも称される天明〜寛政期(1781-1801)に、同時代の喜多川歌麿(?−1806)と拮抗して活躍しました。
当初栄之は、将軍徳川家治(1737-86)の御小納戸役として「絵具方」という役目を務め、御用絵師狩野栄川院典信(1730-90)に絵を学びましたが、天明6年(1786)に家治が逝去、田沼意次(1719-88)が老中を辞した時代の変わり目の頃、本格的に浮世絵師として活躍するようになり、やがて武士の身分を離れます。
当時錦絵(浮世絵版画)は、一層華やかな展開期にありましたが、栄之もまた浮世絵師として数多くの錦絵を制作、長身で楚々とした独自の美人画様式を確立、豪華な続絵を多く手がけたことは注目されます。さらに寛政10年(1798)頃からは、肉筆画を専らとし、その確かな画技により精力的に活躍しました。寛政12年(1800)頃には、後桜町上皇の御文庫に隅田川の図を描いた作品が納められたというエピソードも伝わっており、栄之自身の家柄ゆえか、特に上流階級や知識人などから愛され、名声を得ていたことが知られています。  

重要な浮世絵師の一人でありながら、明治時代には多くの作品が海外に流出したため、今日国内で栄之の全貌を知ることは難しくなっています。世界初の栄之展となる本展では、ボストン美術館、大英博物館からの里帰り品を含め、錦絵および肉筆画の名品を国内外から集め、初期の様相から晩年に至るまで、栄之の画業を総覧しその魅力をご紹介します。

※会期中大幅な展示替えがあります。

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