ミュシャと日本、日本とオルリク
2019年9月7日[土]- 10月20日[日]
会期
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2019年9月7日[土]- 10月20日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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9月30日[月]、10月7日[月] |
観覧料
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一般1200円(960円)700円(560円)小・中学生、高校生無料 ☆オープニング記念割引…9月7日(土)の初日は観覧料半額 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※( )前売り、団体20名以上、市内在住65歳以上の方の料金 ※前売券は千葉市美術館ミュージアムショップ(8月25日まで)、ローソンチケット(Lコード:35404)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて9月6日まで販売(9月7日以降は当日券販売 |
主催
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千葉市美術館/読売新聞社/美術館連絡協議会
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後援
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駐日チェコ共和国大使館/チェコセンター東京
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協賛
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ライオン/大日本印刷/損保ジャパン日本興亜/日本テレビ放送網
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協力
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ルフトハンザカーゴ AG/イデッフ/一般財団法人高久国際奨学財団
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特別協力
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チェコ国立プラハ工芸美術館/ダッハウ絵画館
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この展覧会は、アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha 1860–1939)とエミール・オルリク(Emil Orlik 1870 –1932)というチェコ出身のふたりのアーティストに光をあて、ジャポニスム(日本趣味)の時代に出発した彼らの作品と、彼らから影響を受けた日本の作家たち、さらにはオルリクに木版画を学んだドイツ語圏の作家たちを取りあげ、グラフィックを舞台に展開した東西の影響関係を観察しようとするものです。
ミュシャは、ジャポニスムに湧くパリで、女優サラ・ベルナールを描いた《ジスモンダ》に始まる一連のポスターで名を馳せました。その評判はすぐさま日本に伝わり、ミュシャの女性像は1900年創刊の雑誌『明星』で紹介されて白馬会を中心とする日本の画家たちー藤島武二や中沢弘光らに絶大な影響を与えました。一方のオルリクは、プラハに生まれ、ベルリンやウィーンでジャポニスムの潮流にふれて日本への憧れを募らせました。
そして1900 年から翌年にかけて来日、浮世絵版画の彫りや摺りを学び、帰国して多くの後進を木版制作に駆り立てます。また、滞日期に手がけた石版画が、白馬会展に出品されて雑誌『方寸』に集った作家たちを大いに刺激したことも知られています。 こうした1900年前後の影響関係は、グラフィックを介したジャポニスムとその還流と捉えることができます。本展ではミュシャとオルリクに加え、背景としてのチェコのジャポニスムを紹介するほか、ウィーン分離派の周辺作家やヴォイチェフ・プライシグ、タヴィーク=フランティシェク・シモン、ヴァルター・クレム、カール・ティーマンらの作品を、雑誌『明星』や『方寸』周辺の作品と合わせ、グラフィックならではの、即時的で双方向な東西の芸術交流のさまを検証します。
※会期中大幅な展示替えを行います