受託記念
ピーター・ドラッカー・コレクション水墨画名品展
2019年4月13日[土]- 5月26日[日]
会期
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2019年4月13日[土]- 5月26日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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5月7日[火] |
観覧料
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一般200円(160円)大学生150円(120円)小・中学生、高校生無料 ※小・中学生、高校生、県内在住の65歳以上の方および障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※( )内は団体30名以上の方の料金 ☆同時開催 「オーバリン大学 アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクション ─初期浮世絵から北斎・広重まで」をご観覧の方は入場無料 |
主催
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千葉市美術館
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2015年春、千葉市美術館では「ドラッカー・コレクション珠玉の水墨画─『マネジメントの父』が愛した日本の美─」を企画し、巡回先の美術館と協同して開催しました。「マネジメントの父」と称えられ日本でも絶大な信頼を得てきた経営学者ピーター・F・ドラッカー(1909-2005)の、アメリカ・カリフォルニア州クレアモントの自宅に保管されてきた日本絵画のコレクションから111点を借用した展観でした。
そのドラッカー・コレクションの全197点が、その後日本の企業によって取得され、このたび千葉市美術館に寄託されました。ドラッカー夫妻が30年以上にわたって熟慮のうえ収集し、書斎で日々楽しみ学び、思索を深める手段でもあった作品の全てが散逸することなく日本に戻り、さらに、公立美術館のもとに保存・管理が委ねられ、調査研究や展示などの活用に供される運びとなったのです。
本展はこの寄託を記念し披露目のために開催するものです。若きドラッカーが1930年代のロンドンで出会い「恋に落ちた」日本美術とは─。「正気を取り戻し、世界への視野を正すために日本美術を見る」と言っていたドラッカー。高度成長期以来の日本に毎年のように招聘されるたびに熱心に作品を見て収集した彼が最も好んだのは、日本の水墨山水図でした。稀少な室町時代の水墨画を最大の特色とする個性的なこのコレクションの真髄をご覧いただきます。
前回の展覧会を見逃した方も、そうでない方も是非、あらためてお楽しみいただけるよう、その後判明したドラッカーの収集に関する新しい資料も交えた約50点で展示を構成いたします。雪村から若冲まで──。どうぞご期待ください。