唐画もん—武禅に閬苑、若冲も
2015年9月8日[火]-10月18日[日]
会期
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2015年9月8日[火]-10月18日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休館日
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9月28日[月]、10月5日[月] |
観覧料
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一般1,000円(800円) 大学生 700円(500円) 小・中学生、高校生無料 ※( )内は前売券、団体20名以上の料金、および市内在住65歳以上の方の料金 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※前売券はミュージアムショップ(8月30日まで)、ローソンチケット[Lコード:35233]、セブンイレブン[セブンチケット]および、 【ごひいき割引】本展チケット(有料)半券のご提示で、会期中2回目以降の観覧料200円引き ※10月18日(日)は「市民の日」につき観覧無料 |
主催
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千葉市美術館、産経新聞社
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江戸時代中期の大坂では、優れた手腕を持つ個性的な作風の絵師たちが活躍していました。近年、同時代の京都画壇が脚光を浴びる一方で、大坂の絵師たちの豊かな営みにも徐々に注目が集まっています。
本展は、知られざる大坂の絵師、武禅と?苑に光を当てた初めての展覧会です。今でこそ、知る人ぞ知る存在となってしまいましたが、彼らは流行の中国絵画を学んだ「唐画師(からえし)」として独自の表現を追求し、おおいに人気がありました。
墨江武禅(すみのえぶぜん)(1734~1806)は船頭でしたが、絵師としても活躍し、盆景や金工作品も手がけました。彼は大坂の浮世絵師月岡雪鼎(つきおかせってい)に学ぶ一方で、中国絵画に関心を寄せ、光を意識した幻想的な作品やオランダ絵画の写しなど、一風変わった作品を描いています。
林ろう苑(はやしろうえん)(生没年不詳、1770~80年頃活動)は、文人画の大成者たる池大雅(いけのたいが)の弟子福原五岳(ふくはらごがく)に絵を学び、多くの中国絵画を見て創作に役立てました。華麗な花鳥図、荒々しく奇怪な表現の水墨画、風刺のきいた風俗図など実に多様な作品を残しています。
二人の画業をたどるとともに、師である雪鼎や五岳、さらに同時代の大坂や京都で活躍した伊藤若冲や曾我蕭白、松本奉時(まつもとほうじ)や耳鳥斎(にちょうさい)らの作品もあわせ、約150点の作品をご紹介します。
※会期中展示替えを行います。
※本展チラシでは墨江武禅の没年が1807年となっておりますが、正しくは1806年となります。