鏑木清方と江戸の風情
2014年9月9日[火] – 10月19日[日]
会期
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2014年9月9日[火] – 10月19日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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10月6日[月] |
観覧料
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一般1,000円(800円) 大学生700円(560円) 小・中学生、高校生無料 ※( )内は団体30名様以上 ※( )内は前売券、団体20名様以上、および市内在住65歳以上の料金 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※前売券はミュージアムショップ(8月31日まで)、ローソンチケット[Lコード:38206]、セブンイレブン[セブンコード:032-568]および、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(10月19日まで)にて販売 ※10月18日(土)は「市民の日」につき、観覧無料 |
主催
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千葉市美術館
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企画協力
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鎌倉市鏑木清方記念美術館
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鏑木清方(かぶらき きよかた・明治11年~昭和47年/1878-1972)は戯作者條野採菊の子として東京神田に生まれ、浮世絵師月岡芳年の門人、水野年方から絵の手ほどきを受けました。はじめ挿絵を手がけ、やがて展覧会を活動の場とする日本画家となり成功を収めますが、清方が自身の造形と題材を模索するなかで見いだしたひとつの理想郷は江戸の浮世絵にありました。なかでも鈴木春信や鳥居清長、勝川春章といった絵師たちの作品世界に傾倒し、季節や場所の風情を尊ぶ江戸人の心情にも深く共鳴しながら、たおやかで粋な独自の美人画を確立していったのです。
そしていまひとつ、清方が生涯描き続けた理想郷は、江戸の風情が色濃く残る、幼時を過した明治の東京でした。清方は来し方を繰り返し見つめ、季節の風物や市井のさりげない日常、暮らしの細部を丁寧に掬い、描きとめています。とりわけ戦中から戦後にかけて、東京から江戸の風情のみならず明治の面影までもが失われたのち、清方の過去への憧憬はいよいよ募り、江戸情緒はより純化したかたちで作品に現れるようになったのです。
本展は、「江戸の風情」をテーマに鏑木清方の仕事を再考いたします。幼い頃親しんだ草双紙や修業時代の制作、画業を貫流する江戸情緒など、いくつかの視点から、清方と江戸とのつながりを探ります。また当館の所蔵品より関連する江戸期の作品をあわせて並べ、清方作品との共通項を観察します。清方が江戸に見いだした理想郷に光をあて、清方が真に描きたかったものを考える機会となれば幸いです。
※会期中に一部展示替えがあります。