島根県立石見美術館所蔵 水彩画家・大下藤次郎
2014年5月20日[火] – 6月29日[日]
空も、風も、緑も、みずで描いた。
会期
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2014年5月20日[火] – 6月29日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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6月2日[月] |
観覧料
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一般1,000円(800円) 大学生700円(560円)小・中学生、高校生無料 ※( )内は前売券、団体20名様以上、および市内在住65歳以上の料金 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※前売券はミュージアムショップ(5月11日まで)、ローソンチケット[Lコード:32983]、セブンイレブン[セブンコード:029-186]および、 |
主催
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千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
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協賛
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ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン・日本興亜損保、日本テレビ放送網
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特別協力
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根県立石見美術館
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大下藤次郎(1870-1911)は近代日本における水彩画のパイオニアです。彼が日本の風景をみずからのまなざしで発見した最初の地は、房総でした。1893年(明治26)、画家を志していた彼は上総を旅行中に自然の豊かな美にめざめ、大きな一歩を踏み出したのです。
その後大下は、みずから制作に携わるかたわらその指導に努めました。『水彩画の栞』(1901年)や雑誌『みづゑ』(1905年創刊)に代表される一連の教育普及活動は、日露戦争の前後から、青少年を中心とした水彩画の大きなブームを呼び起こしました。
大下の普及活動の成果は、伝統的な日本の風景観の変革に大きく寄与した点と、絵画制作の愛好者を増やし、彼らの中からその後多くの画家を輩出した二点にあります。
本展覧会は大下藤次郎の収集で全国的に知られる島根県立石見美術館の所蔵作品により、明治時代に新しい風景画を創出した大下の画業と、彼が普及に努めた水彩画の魅力を紹介します。
今回は、首都圏で大下の画業をふりかえるひさしぶりの展覧会です。ぜひご覧下さい。