生誕130年 彫刻家・高村光太郎展
2013年6月29日[土] –8月18日[日]
会期
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2013年6月29日[土] – 8月18日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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7月1日[月]、8月5日[月] |
観覧料
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一般1,000円(800円)大学生700円(560円)小・中学生、高校生無料 ※( )内は前売券、団体20名様以上、および市内在住65歳以上の料金 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※前売券はミュージアムショップ(6月16日まで)、ローソンチケット(Lコード:38378)、セブンイレブン(セブンコード:023-178)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(8月18日まで)にて販売。 |
主催
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千葉市美術館 NHKプロモーション
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後援
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NHK千葉放送局
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企画 協力
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NHKプラネット中部
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協力
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高村光太郎連翹忌運営委員会
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監修
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髙村 規
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高村光太郎(1883-1956)は、江戸末期から明治期に活躍した木彫家・高村光雲(1852-1934)の長男として東京・下谷に生まれ、幼い頃より後継者としての修練を与えられました。父から江戸時代そのままの指導方法によって木彫の基礎を学んだ光太郎は東京美術学校で木彫の他に塑造を学び、卒業後アメリカそしてフランスに留学します。
帰国後の光太郎の活動は、彫刻よりも文筆活動によって広く知られるようになります。日本最初のポスト印象派宣言とも、あるいはフォーヴィスムの先駆とも評される「緑色の太陽」(1910)に代表される評論、『道程』(1914)、『智恵子抄』(1941)などの詩業、そして『ロダンの言葉』(1916)といった翻訳は、芸術家である彼の存在を印象付けました。
その一方で光太郎は、彫刻の制作とその発表については慎重であり続けました。残念なことに1945年の空襲によって彼のアトリエは被災し、多くの彫刻作品がうしなわれ、彫刻家としてのあゆみは全体像が見えにくいものとなってしまいました。そして、疎開による環境の変化は、彫刻を制作する機会の妨げとなりました。しかし彫刻家の歿後、戦災を免れた作品によって直ちに遺作展が開催され、今日に至るまで数多くの展覧会で彼の彫刻は近代日本を代表する作品として取り上げられています。
生誕130年の節目を迎えて開催される今回の展覧会では、光太郎の原点ともいえる木彫作品をはじめ、彼が参照したオーギュスト・ロダン(1840-1917)や同時代の荻原守衞(1879-1910)、佐藤朝山(1888-1963)などによる作品と、妻・智恵子(1886-1938)が制作した紙絵をあわせて展示します。本展が光太郎の彫刻作品を見直すきっかけになるとともに、今日活発化している近代日本彫刻をめぐる研究に対する反省の機会となることを願います。
本展は光太郎の友人たちが住み、智恵子が過ごした房総の地で開催される、ひさしぶりの展覧会です。