企画展

浮世絵師 溪斎英泉

2012年5月29日[火] – 7月8日[日]

蘇る、江戸の媚薬。

会期

2012年5月29日[火] – 7月8日[日]

※この展覧会は終了しました

休室日

6月4日[月]、6月18日[月]、7月2日[月]

観覧料

一般1000円(800円) 大学生700円(560円) 小・中学生、高校生無料

※( )内は前売券、団体20名様以上、および市内在住60歳以上の料金

※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料

※前売券はミュージアムショップ(5月20日まで)、ローソンチケット(Lコード:39454)、セブンイレブン(セブンコード:015-067)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(7月8日まで)にて販売。

主催
千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網

溪斎英泉 (1791-1848)は、文化10年(1813)頃より没する嘉永元年(1848)まで、江戸文化が最も熟成された幕末期に活躍した浮世絵師です。英泉が得意とした美人画は、独特の妖艶さを示して強い存在感を放っており、文政(1818-30)中期頃には美人画の第一人者として認められ、多くの錦絵が出版されています。一方で風景画においても多くの作品を手がけ、浮世絵における風景画というジャンルの確立に多大な貢献をした絵師の一人でもありました。さらに趣味人達の求めに応じて制作した摺物、絵具に舶来の藍色(ベロ藍)を導入した意欲的な藍摺絵、力作の多い肉筆画、相撲絵、武者絵、おもちゃ絵、版本挿絵、また文筆もよくし、その活躍は広く多岐にわたっています。

 江戸星ヶ岡に武士の子として誕生、6歳で母を、20歳で父と継母を亡くし、3人の妹を養わなければならないという苦境の中で、さらに江戸詰として仕えていた安房北条藩を讒言によって辞することになり、流浪して浮世絵師となったという英泉。その波瀾万丈の人生から生まれた浮世絵は、その生き様にも重ねられるようなバイタリティーに満ちています。

 この展覧会では、千葉市美術館設立のきっかけともなった館蔵の英泉コレクション(今中宏コレクション)を中心に、主要な所蔵先のご協力を得て、選りすぐりの約350点により浮世絵師英泉の実像に迫ります。

※会期中一部展示替があります。詳しくは下記の出品リストをご確認下さい。

 

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