浅川伯教・巧兄弟の心と眼―朝鮮時代の美
2011年8月9日[火] – 10月2日[日]
会期
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2011年8月9日[火] – 10月2日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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9月5日[月] |
観覧料
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一般1000円(800円) 大学生700円(560円) 小・中学生、高校生無料 ※( )内は前売券、団体20名様以上、および市内在住60歳以上の料金 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※前売券はミュージアムショップ(7月31日まで)、ローソンチケット(Lコード:39839)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(10月2日まで)にて販売。 |
主催
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千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
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特別協力
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大阪市立東洋陶磁美術館、北杜市
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協賛
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ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
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企画協力
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E.M.Iネットワーク
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千葉市美術館では、「浅川巧(たくみ)生誕120年記念 浅川伯教(のりたか)・巧(たくみ)兄弟の心と眼-朝鮮時代の美」を開催します。
朝鮮半島の陶磁器や木工品は古来よりわが国に多くの影響を与えてきました。たとえば、桃山時代における茶道や近代の「民藝」運動などとのかかわりは大きく、一般的にも知られています。
山梨県に生まれた浅川伯教(1884-1964)と巧(1891-1931)の兄弟は、植民地時代(1910-45)の初期、朝鮮半島に渡りました。彼らは朝鮮家屋に居をかまえ、現地の人々に溶けこみながら暮らします。やがて伯教は朝鮮陶磁研究の第一人者となり、また弟の巧も、朝鮮の陶磁器および木工品について名著を残しました。彼らの活動で特筆されるべき点は、世界に先駆けて“李朝”-朝鮮時代(1392-1910)の陶磁器に注目し、その美と向かい合ったことです。
1920年代以降、浅川兄弟の活動によって李朝の陶磁器や工芸品は一躍注目を浴びることになります。ふたりは時代を代表する陶芸家、研究者そして数寄者たちのよき協力者、導き手として朝鮮時代の美術を紹介しました。なかでも、彼らが柳宗悦(1889-1961)に影響を与え、そこに河井寛次郎(1890-1966)、濱田庄司(1894-1978)、富本憲吉(1886-1963)たちが加わったことによって、「民藝」運動は具体化しています。
残念なことに巧は若くして世を去り、朝鮮から日本に引き揚げてきた伯教も1949年から千葉市内に居を構えますが、時代の変転のなかで調査や研究の成果を充分にまとめることなく歿しました。本展は、朝鮮陶磁の傑作として名高い《青花辰砂蓮花文壺》や《青花窓絵草花文面取壺》など、浅川兄弟と柳宗悦が選び抜いた旧朝鮮民族美術館のコレクションをはじめ、伯教作の絵画資料や陶芸作品、柳自筆の原稿、そして同時代の陶芸家たちの作品など約200点を通して、今日改めて評価の気運が高まる浅川兄弟の事跡を、はじめて体系的に紹介するこころみです。