所蔵作品展
ナンバーズ・数をめぐって
2008年9月13日[土] – 10月26日[日]
会期
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2008年9月13日[土] – 10月26日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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10月6日[月] |
観覧料
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一般200円(150円) 大学生・高校生150円(120円) 小・中学生無料
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主催
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千葉市美術館
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同時開催中の「八犬伝の世界」展の関連企画です。八つの斑点がある八房という犬の精に感じて生まれた、八徳の玉を持つ八犬士が、ついに八人揃って活躍する長大なストーリー展開の「八犬伝」。複雑に張り巡らされた伏線のなかにも、ストーリーから派生した錦絵などの造形においても、数が揃い、数をあわせることにこだわる「八犬伝」にちなもうという所蔵作品展です。
「三筆」「四天王」「七福神」など、同類のものをいくつかまとめ、一定の決まった数を添えて呼ぶ名称のことを「名数」といいます。名数が揃うことを素朴によろこび、心地よく思う気持ちは古今変わりがありません。「八景」「八態」「八種」などと、「八」を揃えた「八犬伝の世界」番外編をまずはお楽しみください。企画展には不出品の当館所蔵・寄託の「八犬伝」関連浮世絵も少数ですがあわせて展示します。
版画揃物をはじめとして、作品の中の「名数」さがし、「百」「千」「万」のものづくしの諸相、時をあらわす数の世界など、所蔵作品のなかから、江戸時代から現代に至る数にまつわる作品のさまざまを展示いたします。
「数」のとらえ方によって、まだまだもっと多様に「数」と美術の関わりを指摘できることでしょう。さまざまな美術の見方のひとつのきっかけとしてお楽しみいただければ幸いです。