日本の版画4 1931-1940 棟方志功登場
2004年8月31日[火] – 10月3日[日]
会期
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2004年8月31日[火] – 10月3日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休室日
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毎週月曜日 |
観覧料
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一般800円(640円) 大学生、高校生560円(450円) 小・中学生240円(200円) |
主催
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千葉市美術館、東京新聞
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出品協力
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東京国立近代美術館
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1920年代に版画誌や技法書、展覧会などを介して作り手を増やし、全国に「版画熱」を波及させた日本の版画は、1930年代、戦争への傾斜とともにその様相を変えてゆきました。版画ブームの余韻も未だ濃く、ついに海外での展覧会を実現させた華やかな30年代の前半から、版画誌がひとつひとつ姿を消し、作家たちの多くが彫刻刀を手放した後半へと、わずか10年の間に状況は一変したのです。 そうしたなかで、時代を超えて鮮烈な輪郭を結ぶ何人かのスターが現れました。例えばそれは、幻想的な物語絵を紡いだ谷中安規であり、痛々しいほどに鋭敏な感性で都市を刻んだ藤牧義夫でした。そして版木に潜む魂を抉り出すような作で、衝撃的なデビューを果たしたのがかの棟方志功でした。また美しい版画本や詩画集を世に問い、時代へのささやかな抵抗を試みた出版人たち―版画荘の平井博やアオイ書房の志茂太郎らの存在も忘れてはなりません。
本展では、約300点の作品を集めて1931 (昭和6)年から1940(昭和15)年の日本版画を概観し、版画にとってこの時代がいかなるものであったかを検証します。作家たちの迷いや揺れをも含め、今日の私たちに示唆するものは大きいと考えます。なおこの展覧会は、1997年以来千葉市美術館で開催しておりますシリーズ展「日本の版画」の第四弾でもあります。
◆会期中展示替を行います
◆主な出品作家
畦地梅太郎・石渡江逸・織田一磨・小野忠重・恩地孝四郎・川上澄生・川西英・北脇昇・
河野鷹思・駒井哲郎・斎藤清・ポール・ジャクレー・谷中安規・徳力富吉郎・平塚運一・
藤牧義夫・ワルワーラ・ブブノワ ・前川千帆・棟方志功・安井曾太郎 ほか