齋藤名穂| 空間をあむ 手ざわりハンティング Tactile Hunt Weaving Space
2024年6月12日[水]-9月29日[日]
会期
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2024年6月12日[水]-9月29日[日] |
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休館日・休室日
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7月1日[月]、8月5日[月]、9月2日[月] |
観覧料
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無料 |
会場
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4階 子どもアトリエ |
主催
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千葉市美術館 |
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Dates: Wednesday, 12 June – Sunday, 29 September, 2024 |
つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。
建築家・デザイナーである齋藤名穂さんは、建築空間において指先から伝わる感覚がもたらす感情や想像力をかたちにした「さわる地図」の制作に長年取り組んできました。本プロジェクトでは、千葉市美術館という空間を往来する人びとの感情や感覚を指先からひらき、絵本の1ページをつくるように、「さわる」を手がかりに来場者一人ひとりの美術館体験を紡いでいきます。
“Art Lab” is a participatory, hands-on artist project creating spaces through open production and workshops on any of the themes of “Enjoying with the five senses”, “Feeling and sensing materials”, and “The start of communication”.
Architect and designer Nao Saito has been working on the creation of “Tactile Maps” for many years, aiming to shape emotions and the imagination evoked by the sense of touch in architectural spaces. In this project, the goal is to allow the emotions and sensations of people passing through the space of the Chiba City Museum of Art to unfold, and to create a museum experience for each visitor.
この夏のつくりかけラボでは、私が長年制作してきたミュージアムの「さわる地図」や「さわるコレクション」を、みんなで一緒に作ります。
それぞれが出会った手ざわりを色んな素材で表現したピースが「さわるコレクション」となって増えていきます。それは誰かが見つけた美術館や作品の‘空間のカケラ’。そして他の誰かは、「さわるコレクション」をラボで眺めたり、美術館を歩いたり、作品の世界を旅したりしながら作った物語を「さわる絵本」にして、聞かせてほしい。そうやって編まれる、いく編もの物語を重ねて「さわる地図」を作りたいと思います。齋藤名穂
For our summer project, I would like to create “Tactile Maps” and a “Tactile Collection” for the museum along with everyone. Exploring the museum space and travelling the world of art works, let’s make a “Tactile Collection” which allows us to listen to your stories by creating “Tactile picture books”. Laying over many sequences which we call your tactile stories, we will make “Tactile maps of the museum”. Let’s see how it works – you are welcome to join us!
Nao Saito
※At the artist workshops, there are days when English-speaking staff can support you. Click here.
6日(火)、21日(水)、22日(木)
14日(土)、29日(日)
※休憩やイベント等不在の場合もございます。
※急きょ予定が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
photo by Hideki Ookura
ヘルシンキ芸術デザイン大学空間デザイン修士課程修了。UNI DESIGN主宰。フィンランド留学中に建築空間における視覚障がい者ための「さわる地図」をデザインしたことをきっかけにして、「建築空間を、五感や個人の空間の記憶を頼りにデザインする」をテーマに、建築設計から美術展覧会の会場デザイン、美術館・博物館の教育のためのツールや建築空間における家具のデザインに至るまで幅広く活動。主な仕事に、「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展(会場デザイン)、「アーノルド・ローベル」展(会場デザイン)、東京都庭園美術館の「さわる小さな庭園美術館」(ハンズオンデザイン)、長野県立美術館の「ひらくツール」(教育のためのツールのデザイン)など。