作家名 |
鈴木 鵞湖
すずき がこ
SUZUKI Gako
[1816-1870]
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作品名 |
西園雅集図
さいえんがしゅうず
Literary Gathering at Xi-Yuan
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技法/材質 |
絹本着色 6曲1双屏風
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寸法 |
各149.5×337.0cm
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制作年 |
文久元年(1861)
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受入年度/種別 |
平成08年度/購入
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分類 |
近世までの絵画
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所蔵品番号 |
1960001
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西園雅集は中国北宋時代に王晋卿が西園に蘇東坡をはじめ、円通大師(大江定基)を含む名士を招いて、書画など文雅の遊びに興じたという故事である。参加した李公麟が「西園雅集図」を最初に描き、米芾が「西園雅集図記」を残したとされるが、実際は元代末に捏造されたものらしい。名高い文人が集う画題として好まれた。右隻に陶淵明「帰去来辞図」を描く李公麟、陳景元が弾く阮(楽器)の音色に耳を傾ける秦観、竹林を背に無生論を語り合う円通大師と劉涇、左隻には岩壁に詩を書こうとする米芾、筆をとる蘇東坡らの姿がみえる。谷文晁の作品にみられる図様を屏風に再構成している。全体に着色を施すが、岩、樹木等は墨線を生かした表現となっている。 (『千葉市美術館 所蔵作品100選』 2015年)