作家名 |
多々羅 義雄
たたら よしお
TATARA Yoshio
[1894-1968]
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作品名 |
房州布良ヲ写ス
ぼうしゅうめらをうつす
Mera, Bōshū
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技法/材質 |
油彩,カンヴァス
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寸法 |
90.0×115.0cm
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制作年 |
大正11年(1922)頃
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受入年度/種別 |
平成03年度/購入
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分類 |
近代絵画
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所蔵品番号 |
1910005
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福岡県早良郡(現・福岡市)に生まれる。幼い頃より絵に親しむ。1910年佐賀県小城郡に移り不同舎出身中学教師である平島信(真)宅に寄寓し油彩画の指導を受ける。また、九州を放浪中の青木繁と知り合う。同年上京し、満谷国四郎に師事。太平洋画会研究所に学ぶ。12回第10回太平洋画会展に《植物園》を出品し、宮内庁買い上げとなる。翌年、第7回文部省美術展覧会に出品。戦前期は文部省美術展覧会(のち帝展、新文展)と太平洋画会に出品し、房総を描いた作品を度々発表する。18年第12回文部省美術展覧会に《上総の海》を出品し、特選となる。風景画を得意としていたが、20年代後半から人物画にも取り組む。29年太平洋画会研究所が改組され太平洋画会美術学校となり、同校教授に就任。40年紀元二千六百年奉祝展覧会に出品。50年大平洋画会代表となる。52年に光陽会を創立し、62年同会初代会長に就任。歿後、77年福岡市アートギャラリーで遺作展が開催された。 (『千葉市美術館 所蔵作品100選』 2015年)