所蔵作品
作家名
無緣寺 心澄
むえんじ しんちょう
MUENJI Shincho
[1905-1945]
作品名
千葉中時計台
ちばちゅうとけいだい
Clock Tower of Chiba Junior High School
技法/材質
水彩・鉛筆,紙
寸法
58.8×77.3cm
制作年
昭和6年(1931)頃
受入年度/種別
平成01年度/寄贈  白井三郎旧蔵 無縁寺心澄関係資料(白井30-308)
分類
近代絵画
所蔵品番号
1890300
 千葉郡蘇我町(現・千葉市)に生まれる。本名・藤井茂樹。1920年川端画学校日本画科に入学。この頃、文学に熱中し友人たちと同人雑誌を刊行。画学校在学中に日本画から水彩画へと転じ、激しい筆致で風景画などを制作していたと伝えられる。1925年光風会第12回展覧会に入選。26年画学校を卒業。同年、第3回白日会美術展覧会に入選し、以後同会を中心に活動する一方で、翌27年からは日本水彩画会展にも出品。28年第9回帝国美術院美術展覧会第二部(西洋画)に入選(30、31年も)。31年千葉美術会の結成に参加し、活動の中心的な役割を担う。32年白日会会員となり、同年京城(現・ソウル)にあった三越で個展を開催。36年千葉県美術協会が設立され理事に指名される。38年千葉尋常高等小学校以来の友人である小説家・上田廣の『黄塵』の装丁を担当し、以後上田の単行本装丁や雑誌小説の挿絵を描く。昭和戦前期、45年の空襲で失われる以前の千葉風景を多く描いた画家だった。(『千葉市美術館 所蔵作品100選』 2015年)
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