2020年度に開催した常設展関連ワークショップを報告します。
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2020年8月13日(木)〜23日(日)に、「合体?変化!?きみの妖怪絵馬を描こう」を開催しました。5階に新設された常設展示室や7・8階の企画展「帰って来た!どうぶつ大行進」に展示された作品から妖怪の「もと」を見つけ、オリジナル妖怪を考えて絵馬に描いてみるというこのワークショップ。今回はお家でも気軽に参加していただけるように、オンラインでの開催を試みました。
(妖怪絵馬WSの告知動画・YouTube)
参加申込みをいただいた方には、メールで作品の画像や絵馬台紙の作り方の資料をお送りし、画材もダンボールや厚紙、色鉛筆や水彩絵の具など身近なものを使うことを提案しました。また、講師によるスペシャル動画「妖怪絵馬の描き方」も作成し、ご自宅で動画を見てもらいながら絵馬作りを楽しんでもらえるようにしました。すると、お家で体験できるというその手軽さが良かったのか、大変嬉しいことに最終的には予想を大きく超える100名以上の方にご参加いただくことができました。
また、完成後、美術館に郵送かご持参いただいた方の絵馬は、4階に新設された「びじゅつライブラリー」に展示しました。親子や兄弟など、家族みんなでご参加くださった方も沢山いらっしゃり、こちらも予想以上に多くの絵馬が並びました。ライブラリーに立ち寄ったお客様たちにも、一つ一つ個性的なオリジナル妖怪絵馬を見ていただくことができました。
ワークショップ期間の最終日には、ZOOMでの絵馬お披露目会も開催。講師の方と直接お話をしながら、どんな妖怪を思いついたのか、どんな風に絵馬に描いたのかなど、自慢の妖怪絵馬を一人一人にアピールしてもらいました。
美術館として初めてのオンライン開催でしたので、色々と手探りな中での実施となりましたが、従来美術館で開催してきたスタイルとはまた違う、新しい形での参加方法や体験をご提供できたのではないでしょうか。今後も引き続き、様々な形で参加できるワークショップを展開していきたいと思います。
(報告者:ワークショップ担当 田口由佳)