千葉市美術館30周年

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「聴いて、感じて描いて作る!自分だけのカホンでアンサンブルを楽しもう」を開催しました

2025.3.18 みんなでつくるスタジオ

2024年度に開催した、ワークショップパートナーによる企画を報告いたします。
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2025年3月16日(日)に「聴いて、感じて描いて作る!自分だけのカホンでアンサンブルを楽しもう」を開催しました

音を聴いて湧き出たイメージを、絵で表現するワークショップの二回目。
千葉を拠点に活動する打楽器奏者/縄文太鼓制作者の松本ちはやさんをゲストに、チェロ&打楽器(縄文太鼓・カホン)で開催しました。今回は、手づくりのダンボールカホンに絵を描き、自分だけのオリジナルカホンでアンサンブルを楽しもうという企画です。当日の様子を写真を中心に振り返ります。


オープニング演奏後、加曾利で制作される縄文太鼓について紹介。

まずは、ウォーミングアップ。机に貼られたクラフト紙に、音にあわせて手を動かしながら描いていきます。

描いていくうちにどんどん楽しくなって音から湧くイメージが線やかたちになっていきます。

続いて、ダンボールカホンの制作タイム。材料と工具を使って、カホンを制作していきます。穴(共鳴孔)をくり抜く作業にひと苦労。

たたいたときにシャカシャカ鳴らすしかけを仕込んで…

中に補強材をいれて、フタを閉じたら完成です!

こんどは、できあがったカホンに音楽を聴きながら絵を描いていきます。

タイプの異なる音楽を2曲チョイスしました。参加者の皆さんに近づいていったり、間近で音を鳴らしたりして、空間いっぱいにイメージをふくらませていきます。

完成したオリジナルの「マイ・カホン」で、いよいよみんなでアンサンブルタイム!松本ちはやさんによるたたき方レクチャーののち大合奏♪

松本ちはやさんと記念撮影!

お子さんから大人まで、たくさんの方が参加してくださいました。
同じ音楽を聴いても浮かぶ色やかたち、風景が本当に多様で、最後は、色とりどりのカホンに座って、みんなで心躍らせ一緒にリズムを奏でました。
描く行為と、楽器を奏でる行為、一見違うベクトルと思われる表現がつながり、世界が豊かに深まるような時間でした。

縄文太鼓、カホンの他にもたくさんの小物打楽器を持参し演奏してくれた松本ちはやさん、今回も貴重な助言をいただき、お手伝いいただいた美術館スタッフの皆さま、そしてご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

参加者からの声
・自分が感じたところをクレヨンでかくのが面白かった。みんなでアンサンブルをやったのがたのしかった。
・さいしょのウォーミングアップで音を自由に書けたので楽しかった。自分だけのカホンを作れたのがよかった。
・物ではないがいねんを絵にかいて具現化させるのがおもしろかった。
・音楽のインスピレーションを絵にするという体験が新鮮で新しく自分の一面を知れた気がしたのでよかった。
・カホンを作ったりたたいたりして楽しかった。

(報告者:NPO法人いろはリズム )

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