千葉市美術館30周年

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「ゆるり、ふわり ARTを気ままに in↔︎out」を開催しました

2025.3.26 展覧会関連

2024年度に開催した、展覧会関連ワークショップの報告いたします。

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2025年3月23日に、ノックノック!千葉市美術館をたのしむ4つの扉展関連ワークショップ
「ゆるり、ふわり ARTを気ままに in↔︎out」を開催しました。
当日の様子を写真を中心に振り返ります。

 

講師はアートワークセラピスト、きまま創作室主宰の桐智子さん。このワークショップは中学生〜大人対象のプログラムでした。まずは、一緒に美術館を楽しむ「相棒」づくりから。


いろいろなパーツを使って、自分の相棒を作ります。

みんなの相棒がどんな姿なのか、グループで見せ合いました。

みんなの相棒に興味津々です。

「相棒と一緒に展示室をたのしもう!」ということで、ルールをお伝えした上で展示室へ。
まずは、講師の桐さんから「こんな楽しみ方もあるよ!」の提案をします。

その後はそれぞれ自由に、自分の相棒と作品鑑賞を楽しみました。


風景のなかに立たせてみたり・・・

さかなたちと一緒に泳いでいる気持ちになってみたり・・・

作品の影のなかに潜ませたり・・・


途中で感想を共有しました。参加者同士の会話もはずみます。

相棒との鑑賞を30分ほど楽しんだ後、ワークショップルームへ。展示室でどんなところがおもしろかったか何か発見があったかをグループで共有しました。

グループにファシリテーターが入ることでさらに会話が盛り上がりました

そして!いよいよ工作です。
展示室で感じたこと、感じたことを色や素材に置き換えて、額を作っていきます。

たくさんある素材から、今の気分にあったものを選びます。


グルーガンを使って立体的な素材を飾りつける方も。

展示室で感じたことや気づいたことを話しつつ楽しく作りました。

完成したら、まずはグループごとにみんながつくった額や相棒を見せ合いました。楽しそうな声が響きます。

感想を伝え合います。

その後は全体で展覧会です。他のグループの方の作品をみて「言葉のプレゼント」として、「その作品をみて感じたひとこと」を作品の前にプレゼントとして残しながら鑑賞しました。

枠に入れた台紙は入れ替え自由なので、また他の展覧会を見たときにご自宅で作ってみても楽しいかもしれません。

 

2時間30分で相棒作り→展示室→さらに工作と充実のプログラムでした。
講師の桐さん、ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

※このワークショップから派生したオープンワークショップを、展覧会会期中は7階展示室付近でどなたでも体験できます。あなただけの扉を描いてみましょう。

参加者からの声

・発見がいくつもあった。見る視点を共有すると世界が広がる。
・相棒がいることが、絵をじっくりと観る事ができました。その感想を形にして人に伝えることは楽しい体験でした。
・自分のなかの自分でも気付きにくい部分を、アートを通じて気付けたような気がします。
・アートを通して人と関わることができとても楽しく思ったのでとてもよかった。
・意識していなかった自分の内面をのぞけた気がします。また言葉のプレゼントも嬉しかったです。美術の見方が広がって楽しかった。
・分身作りからはじまり、少しずつステップを重ね、最後のイメージワーク作品作りへ進む手法が良かった。最後のフレーム作りも各人個性的で楽しかったです。

(報告者:ワークショップ担当 上田美里)

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