2024年度に開催した、展覧会関連ワークショップの報告いたします。
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2025年3月20日午後に、ノックノック!千葉市美術館をたのしむ4つの扉展関連プレワークショップ
「カラダをノックして アンテナをひらこう」を開催しました。
当日の様子を写真を中心に振り返ります。
講師は振付家、演出家、ダンサーとして活躍されている下司尚実さんです。
まずはウォーミングアップ。マットに仰向けに寝て、講師の声にあわせてからだに意識を向けていきます。この動きに不正解はありません。周りの様子は気にせず、自分の呼吸や動きに集中しました。
40分ほど身体をほぐした後はイメージトリップです。ある場所、ある時期を想像し、そこである飲み物を飲みます。これも正解はなく、頭に浮かんだ風景、温度、喉越しなどを想像しながら、その世界に溶け込みます。
部屋を明るくし、ウォーミングアップやイメージトリップでの体験の感想を近くの方と共有しました。
その後、身体とイメージのつながりを深める動作をいくつか体験してもらったのちに、展示室へ向かいました。
まずは、下司さんによる「アンテナおこしツアー」。みんなでいっしょに作品を見ます。
いろいろな「作品のみかた」の提案がありました。
次はいよいよ、参加者のみなさんがオリジナルの「みかた」を考えていきます。
考えた「みかた」は、「オリジナルレシピ」としてカードにメモしてもらいました。
最後は3、4人のグループに分かれ、共有タイムです。
グループごとに、今日の体験を通して生まれた「みかた」を試したり、感想を伝えあったり。
カラダに意識を向け、想像力を刺激した状態で作品を鑑賞したことで、作品との向き合い方、自分なりの鑑賞方法がたくさん生まれました。
2時間30分のワークショップでしたが、時間が短く感じたというご意見が出るほど、充実した和やかな時間でした。
講師の下司さん、ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
※このワークショップでうまれた「みかたレシピカード」は、午前のワークショップと同様、7階の展示室に置かれていますのでぜひご覧ください。
また、あたらしい「みかた」が思いついた方のために、記入用のカードも展示室に準備してありますのでいつでもご記入いただけます。
参加者からの声 |
(報告者:ワークショップ担当 上田美里)