ブログ
「見て、聴いて、感じて描く~音で広がる物語の世界~」を開催しました

2024.12.2 みんなでつくるスタジオ

2024年度に開催した、ワークショップパートナーによる企画を報告いたします。
***************************

2024年11月30日(土)に「見て、聴いて、感じて描く~音で広がる物語の世界~」を開催しました

音を聴いて湧き出たイメージを、線やかたち、色で表現してみる。音楽団体である私たちにとって初の美術ワークショップの試みでしたが、とっても刺激的で面白かったです。


弦楽四重奏によるオープニング演奏。

まずは、ウォーミングアップ。クラフト紙を貼った机いっぱいに、音にあわせてダイナミックに線を描いていきます。

初めての体験で最初は少しとまどいつつも、描いていくうちにどんどん楽しくなって音から湧くイメージが線やかたちになっていきます。

ウォーミングアップのあとはいよいよ本番。3つの異なる曲を聴いて、絵の具やクレヨンで思うままに画用紙に絵を描いていきます。

音を聴いて湧き出たイメージ、感情の動きが、さまざまなかたちや線、場面、色となって画用紙いっぱいに描かれていきます。

参加者の方々の黙々と描くエネルギーがすごかったです!

みんなでお披露目会。皆さんが、とても熱くご自身の作品について語ってくださいました。

同じ音楽を聴いて、そこから抱くイメージに共通する部分を互いに発見したり、まったく違うイメージに驚いたり。新しい発見や共感が生まれました。

最後は、ザ・キャビンカンパニーさんの絵による紙芝居「こたろうとりゅう」(脚本:津田真一氏 出版:童心社)を音楽つきの朗読で上演。ザ・キャビンカンパニーさんの圧倒的な力の絵が音楽と合わさり、物語の世界が広がります。

朗読の佐瀬佳明さん、プロジェクター操作を担当してくださった宇野桃子さん(劇団ぱれっと)。

参加者の皆さんが、自身が描いた作品について、なぜそう思ったか、どう感じたかということをとても嬉しそうに語られている姿が印象的でした。何かについての感想や、自分が感じたことを、絵という視覚表現に還元することで話しやすくなり、作品を介してお互いの考えやアイディアに深く共鳴することができるということに感動しました。

また、ザ・キャビンカンパニーさんの展示にあわせて紙芝居「こたろうとりゅう」を音楽つきで上演できたことも嬉しかったです。次回は3月に開催します。ぜひご参加ください♪

参加くださった皆さま、貴重な助言をいただいた美術館スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

参加者からの声
・音楽もすきだったし、えもすきだったからすごく楽しかった。ひとの絵もすごかった!
・音楽と絵の可能性の広がりが楽しかった。最後の紙芝居、すごく迫力があった。
・久しぶりに大きな紙に色を勝手気ままにのせていくのは心の中が幼子のように晴れていくような気持ちになった。
・同じ音を聴いても受け取る印象や浮かぶイメージが異なっており、おもしろった。
・曲から考えてどんなかんじかを考えながら好きにかけておもしろかった。
(報告者:NPO法人いろはリズム )

Search