2023年3月10日(日)と5月12日(日)の二日間に渡り、時の蘇生・柿の木プロジェクト関連ワークショップ「Piece of Peace 小さなタイルに願いをのせて」を開催します。このブログでは《ワークショップ1日目》である3月10日開催分を報告します。
千葉市在住の陶芸家、羽山加奈子さんを講師としてお招きし、11組22名の参加者とともに「自分の願い」をテーマに小さなタイルを2枚作成しました。その内の1枚は、自宅へ持ち帰り手元に持っておくためのもの。もう1枚は、2022年2月に千葉市美術館へ植樹された「被爆柿の木の2世」の根元に並べるためのものです。
最初に、参加者の皆さんと一緒に千葉市美術館へ植樹された柿の木の苗を見にいきました。早春の日差しの中、枝の先には小さな木の芽が。この木の根元にタイルが飾られるとどんな光景になるのだろう、皆さんイメージが広がり始めている様子でした。
その後5階ワークショップルームへ戻り、小さなメモ紙に、願い事や夢を思いつくままに書いてきました。自分のこと、大切な誰かのこと、小さな夢、大きな夢、近い未来のこと、遠い未来のこと。どんな願いや夢でもOK。次々にメモが埋まる方もいれば、じっくり一つの願いに想いを馳せる方もいらっしゃいました。
次に願いのメモをヒントに、タイルの形や色へとイメージを広げていきました。10cm四方で厚さ1cmの粘土のプレートから、思い思いの形を丁寧に切り出し、線を彫ったりレリーフのようにしたりなどして、飾りもつけていきました。
完成タイルは、講師の羽山さんに一度おあずけました。
乾燥や素焼き、釉薬掛けと本焼きなど、幾つもの工程を経てからタイルが完成します。釉薬の色は4色の中から参加者のみなさんに選んでもらいました。
2回目のワークショップ(5月12日)で対面できるのを心待ちにしつつ、ワークショップ1日目は終了しました。
2日目(5月12日)の様子は後日公開しますので、お楽しみに!
(報告者:ワークショップ担当 田口由佳)