2022年度に開催した、ワークショップパートナーによる企画を報告いたします。
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2022年9月25日（日）に「絵の世界を旅する体感型美術鑑賞」を開催しました。
まずは、ストレッチや想像力を使った遊びで、心と体をほぐしました。

続いて、絵の登場人物になってみます。
同じ絵でも、さまざまな体験・見方があることを知っていきました。

絵の世界に入っていく感覚をつかんだら、常設展示室で鑑賞を楽しみました。
みなさん、絵の世界に入っていきながら、真剣に見入っていました。

今度は、グループで絵の世界に入っていきます。 自分がやってみたい登場人物を選び、それらをつなぎ合わせてシーンにします。メンバーそれぞれの立ち位置や順番などを確認しながらグループの中でリハーサルをし、最後に全体で共有をしました。 新しい視点が分かち合われ、感嘆の声が上がりました。

その後、改めて展示室へ足を運び、作品の前での鑑賞をする時間を設けましたが、皆さん感じたことが溢れ出し、言葉が止まらない様子でした。

「絵の世界に入ってみること」と「他の人たちと考えを共有すること」を通じて、楽しみながら新しい鑑賞の視点を得ることができました。
ご参加のみなさま、サポーターのみなさま、ありがとうございました。

参加者からの声
・段階的に演じることをやった後で、絵画を演じることができるようになったのが驚きでした。とても楽しい時間を過ごすことができました。
・参加前のイメージと異なり、「難しい、恥ずかしい」という感情はなく、自分の中にある感性に気づくことができました。
・絵からもらえた豊かな想いが、想像を超えていました。一つの絵の印象、深み、その受けとりが、自分の中でこれほど変わると思いませんでした。
・多様な意見・発想に出会い、世界が広がりました。新しい視点で鑑賞ができそうです。
・互いの考えを聴き、尊重し合うことは「多様性」そのものだと感じました。そのような関わりによって、世界はよい方向に向かうと感じました。

（報告者：高橋直裕 )