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柿の木植樹式関連ワークショップ「柿の木モビールをつくろう」

2022.3.9 展覧会関連 その他のプログラム

2021年度に開催したワークショップを報告いたします。
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2022年2月19日(土)に、時の蘇生・柿の木プロジェクト柿の木植樹式関連ワークショップ 「柿の木モビールをつくろう」を開催しました。「被爆柿の木の2世」植樹の前後の時間に、柿の木プロジェクト発起人である現代美術家の宮島達男氏に見守っていただく中で、参加者の皆さまには10年後の柿の木を想像しながらモビール作りを楽しんでいただきました。

 

感染症対策も兼ねて、素材は全てキット形式で配布となったため、まずは少しづつ違うパーツや部品を吟味しながら選んでもらいました。どれが一番ピンとくるかな?

 

パーツはフェルト製の葉っぱや柿の実、ウッドビーズなど様々です。どのパーツをどの位置にするか、どんな順番でつなげていくか。まずはテーブルに並べてじっくり考え、完成図を思い浮かべながら一つ一つ毛糸に通していきました。

 

時には親子で協力したり、それぞれに集中したり。
テーブルごとに、思い思いに自分のペースで制作していただきました。

 

途中、迷って制作の手が止まっていると、宮島さんが声をかけてくださる場面も沢山ありました。アーティストからの言葉に刺激を受け、モビールはどんどん個性豊かに。

 

完成した柿の木モビールは、最後に植樹式会場に飾りつけです。制作者の名前も自ら書き込んでもらい、植樹式の参加者にも見ていただきました。

 

感染症対策のために様々な制限がかかる中での開催したが、ご参加くださった方は皆さんモビールの前で記念撮影もしてくださるなど、楽しんでいただけたご様子でした。

 

モビール作りを通して想いを馳せてもらった10年後の柿の木。今は小さな苗木ですが、今回参加してくれたお子さん達と同じように、きっとどんどん大きく育っていくはずです。今後も植樹された「被爆柿の木の2世」の成長を、美術館とともに地域の皆さまにも見守っていただければ嬉しいです。

(報告者:ワークショップ担当 田口由佳)

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