2021年度に開催した、ワークショップパートナーによる企画を報告いたします。
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2021年9月7日（火）、14（火）に「木版画を楽しむ　～創作への第一歩～」を開催しました。
今回は2日間かけて、木版画ぼかし摺りの技法を体験していきました。

材料、道具については、各自に自分専用のキットとして配布し、その他必要なバレンや刷毛は美術館備品を共用しました。

彫り方、摺り方はプロジェクターで講師が実演して伝えました。
今回は特にぼかし摺りのプロセスに集中して取り組んでもらうために、下絵は講師の方であらかじめ用意しました。
下絵は具体的な図柄と抽象的な図柄の2種類を用意し、好きな方を選んでいただけるように工夫しました。
それに加えて、すでにご自分の中で図柄が決まっていた参加者には、オリジナルの下絵で制作していただきました。
実演に関しては、プロジェクターとマイクを使用し、その他、技法著書もコピーしてお配りするなど、彫り方、摺り方を詳しく解説していきました。

参加者の皆さんは、どなたも集中力が素晴らしく、彫りの時には彫刻刀が版木を彫る音まで聞こえていました。
全員予定していた時間内に彫り終わり、摺りの作業もスムーズに進みました。

出来上がり作品については、講師からお一人ずつ、素敵なところや工夫されていた点などを取り上げながら感想をお伝えしました。
同じ下絵でも色の選び方に個性が出ていましたし、受講生の頑張りが感じられ講師の方が勉強になった時間でした。

参加者からの声
・たまたま案内HPを見て申し込みしました。丁寧な説明で楽しかったのでまた参加したいと思います。
・対面講座でしたが、モニターを上手く使ってコロナ対策万全でした。
・講座を受けてから観た「前川千帆展」は技法が分かって別角度から楽しめました。
・備品もそろっていて、キット入りでの受講料￥5,000は安く感じました。
・机が綺麗すぎて汚すのに気を使ったので敷物があるといいと思いました。

（報告者：宮山加代子 )