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前川千帆展関連ワークショップ「手の中で動きだす!ぱらぱらマンガを作ってみよう 」を開催しました!

2021.9.10 展覧会関連

2021年度に開催した展覧会関連ワークショップを報告いたします。
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2021年8月22日(日)に、前川千帆展関連ワークショップ「手の中で動きだす!ぱらぱらマンガを作ってみよう 」を開催しました。
当日の様子と参加者の作品を動画にて紹介していますので、まずはご覧ください。

前川千帆は木版画家の前に、漫画家としても活躍しており、日本における最初期のアニメーション制作にも関わっていました。今回のワークショップでは、1コマ1コマ手で描いていくぱらぱらマンガの制作を通して、アニメーションの基礎的な仕組みも体感していきました。

まず最初に、前川千帆も制作に関わったと言われる「なまくら刀」という、映像として残っているものとしては日本最古のアニメーション作品を全員で鑑賞しました。講師のあしたのんきさんの説明を聞きながらコマ送りで見ることで、漫画とアニメの深い関係性を視覚的に理解していきました。
その後は、実際に前川千帆の作品も鑑賞するべく、8階の企画展展示室へ。自分の作品制作へのヒントなども探しながら、じっくりと見てまわりました。

 

ワークショップ会場へと戻り、いざぱらぱらマンガの制作に入ると、全員一気に集中モードへと突入。鉛筆がカリカリと紙の上を走る音が途切れることなく響き、スタッフが想定していた以上のスピードでイマジネーション豊かなお話がどんどんうまれていきました。

 

起承転結も意識しつつ、一コマずつ図像がつながるように描いていくのはなかなか頭を使います。ですが、どの作品もそれぞれに個性的なアイデアが目白押しで、ぱらぱらするのが楽しみになるものばかり。最後のお披露目会では、参加者自身に「大変だったところ」や「工夫したところ」などのコメントも発表してもらいながら、冊子の形に仕上げたマンガをあしたのんきさんにぱらぱらとページを送ってもらったのですが、見る側を驚かせたりワクワクさせるような作品に、感嘆の声が上がっていました。

参加者の声(アンケートより抜粋)
・いろいろなざいりょうをよういしていて作りやすかった。(8歳)
・一つの物語が作れて、達成感があった。(12歳)
・すきなように作れた。(8歳)
・大好きなカエルのえをたくさんかけた。(9歳)
・たくさんの人の作品を見ることができたのがよかった。(12歳)

(報告者:ワークショップ担当 田口由佳)

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