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土門拳
−日本の彫刻−


会期 2000年9月5日(火)-10月15日(日)
※本展は終了いたしました。



飛鳥寺(安居院)金堂
釈迦如来坐像面相詳細


つまり、好きなものを好きなように写し、嫌いなものには鼻もひっかけないほど冷淡にして決して撮ろうとしないという、まことに我儘な撮影態度を四十年の間、続けてきたのである。昔を思えば感慨無量である。
―土門 拳

1979年、『日本の彫刻 第一巻』の「あとがき」の口述筆記を行った写真家・土門拳(1901-1990)は、文章の末尾を上のような言葉でしめくくりました。そしてその晩、病に倒れ、以後意識が戻ることなく、90年に亡くなりました。

…『ヒロシマ』を撮っても、神護寺の薬師如来に対峙していても、ぼくの写真の中では千年前にヴァイタリティを感じたのと同じ日本人が語り合っているのである。
―土門 拳

『ヒロシマ』(1958)、『筑豊のこどもたち』(1960)などで知られる土門拳は、その生涯に日本の彫刻を数多く撮影し、その対象は古代の土偶・はにわから現代彫刻にまでおよんでいます。
なかでも、わが国の彫刻史において重要な位置を占める仏教彫刻の撮影は戦前期(1939年、あるいは40年)に取材が開始され、『室生寺』(1954)・『古寺巡礼』(1963-75)といった業績に結実しました。

こんなにも永く日本文化に取り組んできたのは、やはり日本人が好きだったからであろう。
―土門 拳

本展では、土門拳が1979年に病に倒れる直前まで編集作業を進めていた最後の作品集『日本の彫刻』(1979-80)が対象としていた、飛鳥時代から鎌倉・南北朝時代にかけての約850年の間に制作された彫刻の中から、各時代を代表する国宝・重文などを中心とした約80展の彫刻を130カットの写真で紹介するものです。

土門拳はぶきみである。土門拳のレンズは人や物を底まであばく。
―高村光太郎

すぐれた彫刻と土門拳との出会いによって生まれた写真作品は、彫刻の魅力を引き出しながら、同時に写真家の視線を強く感じさせるものとなっています。その意味で土門の没後10年後に開催される本展は、通覧することが困難な我が国の彫刻の歩みの一端を紹介するこころみであると同時に、現代を駆け抜けたひとりの写真家の仕事の回顧でもあります。




 
聖林寺
十一面観音像頭部
  平等院鳳凰堂
大棟南端鳳凰詳細

 
薬師寺金堂
薬師如来坐像
  瑞泉寺開山堂
夢窓疎石坐禅像

高山寺
汗血馬像 伝運慶作


ご案内
観覧料 一 般 800円
大高生 560円
小学生・中学生 240円
開館時間 10:00-18:00(入館は閉館の30分前まで)
金、土曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日 第1月曜日
主 催 千葉市美術館・毎日新聞社
協 力 (財)土門拳記念館
関 連 同時開催
  所蔵作品展II−人間風景:8月5日(土)−10月15日(日)
  展覧会カタログ

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