千葉市美術館
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千葉市美術館所蔵作品展
 「日本風景版画」全作品


2009年2月10日(火)〜22日(日)  千葉市民ギャラリー・いなげ
※本展は終了いたしました。


 例年、千葉市民ギャラリー・いなげを会場に、千葉市美術館の所蔵作品による展覧会を行っておりますが、今回は千葉市美術館のコレクションに全集揃っている、「日本風景版画」の全作品をご紹介します。

 『日本風景版画』は1917(大正7)年から20(大正9)年にかけて刊行された5点1セットの風景版画集で、全10集から成るシリーズです。
 絵師は石井柏亭(いしい はくてい 1882-1958)、森田恒友(もりた つねとも 1881-1933)、平福百穂(ひらふく ひゃくすい 1877-1933)、坂本繁二郎(さかもと はんじろう 1882-1969)、小杉未醒(こすぎ みせい 1881-1964)、石井鶴三(いしい つるぞう 1887-1973)といった洋画家・日本画家・彫刻家たちが参加し、彼らの原画を伊上凡骨(いがみ ぼんこつ 1875-1933)という近代を代表する彫師が版にしています。この版画集は、創作版画の普及につとめた中島重太郎(なかじま じゅうたろう 1887-1974)が立ち上げた日本風景版画会が刊行しました。

 彼らは、自分たちが新しい時代の北斎や広重、清親として、新しい日本の風景を描こうとしました。その中には、当時日本に併合されていた朝鮮半島まで含まれています。彼らは旅行者としての目線で風景を眺めておらず、その土地の自然や日常を淡々ととらえています。なぜなら、参加した画家たちは明治時代に『平民新聞』(1903-05)の挿絵を担当したことがある者をはじめ、がむしゃらに近代化を目指す日本の姿に批判的な立場にあった者ばかりだったからです。ですから、『日本風景版画』全10集は名所絵図などとは異なり、それまでの風景画家たちが見ようとしなかった風景が多数含まれています。

 今回は、この『日本風景版画』全作品をはじめ、続編とも言うべき前川千帆(まえかわ せんぱん 1888-1960)による版画集、そして彼らと同じ時代に風景版画の秀作を数多く制作した川瀬巴水(1883-1957)の版画集『旅みやげ』の第一集および二集をご紹介します。彼らが描いた、喪われてしまった自然と、そこに生きるひとびとの姿は今日の私たちにさまざまなことがらを伝えてくれるでしょう。


出品リスト(72KB)



石井柏亭《日本風景版画 第四集 下総之部》より
〈銚子〉 1917年  千葉市美術館蔵




川瀬巴水《旅みやげ 第一集》より
〈 金沢ながれのくるわ〉 1920年

 千葉市美術館蔵


会場 千葉市民ギャラリー・いなげ  
千葉市稲毛区稲毛1丁目8番35号  電話 043-248-8723
観覧料

無料

開館時間 9:00-17:00
休館日

2月16日(火)




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