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イベント報告
美術館で開催したワークショップ等をご報告させていただきます。

 ■2013  ■2014   2015   ■2016  ■2017

2018年度開催

木版画の神様 平塚運一展関連企画
「美術館ボランティアによる 立ち寄り摺体験ワークショップ」

7月28日に、平塚運一展関連企画「美術館ボランティアスタッフによる木版画多色摺体験」ワークショップを開催しました。

木版画の神様と称される平塚運一は、多色摺と単色摺、どちらも魅力的な作品をたくさん残しています。また出身は現在の島根県の松江市。今回は、そんな平塚運一にちなみ、単色摺では松江城やヨット、多色摺では猫、帯、お地蔵さんとバラエティに富んだ版木が揃いました。また、毎年お馴染みの「木版画で年賀状をつくろう」講座で講師として活躍してくださっている「版画をつくる会」の方にもご協力いただき、気軽に本格的な版画の摺りを体験してもらえる場となりました。




色鮮やかな多色摺と黒がバシッと決まる単色摺。どちらにしようか迷う方もいましたが、自分で好きな図柄を選べたら、いざ摺り体験スタート。絵の具の置き方やハケを動かす向き、バレンの持ち方など細かい部分までスタッフからアドバイスを受けつつ、自分の手で一つずつ作業していきます。




版木から紙を持ち上げ、摺り上がったものを目にした時の嬉しそうな表情は、大人も子どもも変わりません。最後に自分の名前の雅印を押したら完成です!

この日は、午後から台風の予報でしが、それにも関わらず、小さなお子さんから年配の方まで沢山の方にご参加いただきありがとうございました。

 
(2018.8.9)










百花繚乱列島ー江戸諸国絵師めぐりー展関連企画
「わんことお散歩!」

5月12・13日に、小学生の親子を対象としたワークショップ「わんことお散歩!」を開催しました。イギリス在住のアーティスト諸橋和子さんによる”Go Walkeez”プログラムを千葉市美術館バージョンにアレンジしていただき、日本では初の開催となりました。


まずは、ずらりと並んだカラフルなわんこ達の中から、一番好きな子を選びます。お散歩の相棒が決まったら、諸橋さんからお散歩が楽しくなるヒントやコツを伝授。手渡されたパスポートを見ながらどこにお散歩へ行こうか親子で相談し、準備が整ったらいよいよ出発です。

このお散歩の目的は、イギリスからやってきた子犬に、千葉の歴史や文化、街の中の素敵なものを見せてあげよう!というもの。見慣れた街並みも、わんこと一緒にお散歩したら、いつもと違う発見ができるかも?

「あ、ここいいかも!」ピンとくる場所を見つけたら、子犬をセッティングしてパチリと記念撮影。お散歩しながら素敵な場所をたくさん見つけたら、撮った写真を印刷しに美術館へ戻ります。

「こんな像を見つけたよ」「好きな場所だから、わんこに見せてあげてきたよ」
諸橋さんやボランティアスタッフとおしゃべりしながら、
お散歩の中で見つけた素敵スポットを付箋にメモしていきます。
言葉だけではなく絵を描く子や、一人で何枚も何枚も描く子もいました。





お散歩メモが完成したら、写真と一緒に大きな地図へと貼り付けます。
狛犬に噛まれたわんこ、軒下の野良猫と仲良しなわんこなどなど、
子どもならではの視点や、ユニークなアイデアに溢れた写真とメモが貼り付けられて、
地図はどんどん賑やかに。
地図の前でお散歩を振り返りながら、楽しそうにお話しする子どもたちの姿が印象的でした。

子どもたちの写真とメモが貼られた地図は、7月8日まで美術館1階入り口近くにて展示中です。
また、facebook上でも当日の写真が紹介されています。合わせてご覧ください。

【アーティストプロフィール】
諸橋和子(もろはしかずこ):日本生まれ、アメリカ育ち。カリフォルニア州立大学教育科卒業後、ロンドン大学東洋アフリカ学院より日本美術史修士取得。2006年に英国セインズベリー日本芸術研究所に入所。2015年より作家活動を始めると同時にノリッチ美術大学でコミュニケーション・デザインの博士課程に進学。<受賞>英国ロイヤル・ソサエティー・オブ・アーツ SDA賞、ハワース賞、DBACE賞(選抜候補)等

【プログラムについて】
"Go Walkeez"は、オリジナルの地図を手に、コルクでできたかわいい子犬とともに「探検先」を訪ね、写真に撮って公式SNSでシェアする親子参加型のプログラムです。子どもたちが、楽しみながら自分たちの街の歴史や魅力、また宝物に親しむことをねらいとし、これまでに、イギリス国内で中世の教会や街を巡るヘリテッジ・トレールや、美術館展示室内での作品鑑賞など、数々のプログラムが実施されています。
詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。


 
(2018.5.24)







百花繚乱列島ー江戸諸国絵師めぐりー展関連企画
「千葉のうまいもん市!」

5月5日(土・祝)の子どもの日に、企画展関連イベント「うまいもん市」を開催しました。



 
地元のお店にご協力いただき、美味しいものや可愛いもの、美しいものが集まった市は、どのブースも大盛況!


 

老若男女を問わず、たくさんのお客様にお立ち寄りいただくことができました。

【出店紹介】

kiredo (ピタサンド、野菜)

豆NAKANO×WiCAN(コーヒー&利きコーヒ体験)

○ 葉菜屋 綴り菜(お花)

Beer O'clock(ビール)

Torigo e Cana(アイシングクッキー)

麦香 天然酵母パンとマクロビおやつ(パン)


また、「うまいもん市」の一角では、キッズワークショップ「コイのぼりに変身!」 も開催。
好きな色のポンチョにカラフルなウロコを貼り付けて、オリジナルの変身ポンチョを作りました。

兄弟並んでそれぞれに、ウロコの並べ方を工夫してみたり。目玉をつける位置を面白くしてみたり。中には、選んだ全てのウロコに、クレヨンで色々なお絵描きしたをした子もいました。

成したポンチョで「コイのぼり」に変身したら、製作中の真剣な表情から一転、みんな最高の笑顔に。特製の撮影スポットでは、青空の中をびっこ鯉のぼりたちが、得意げに泳いでいました。




うまいもん市へお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!


(2018.5.18)



 

 

 




2017年度開催




北野恒富展関連ワークショップ
「素材であそぶvol.1 岩絵具」

12月16日(土)に北野恒富展関連ワークショップ「素材であそぶvol.1 岩絵具」を開催しました。日本画家として活躍されている大浦雅臣氏を講師としてお招きし、普段なかなか触れる機会の少ない岩絵具の特徴や基本的な使い方を体験していきました。

まずは大浦さんから、岩絵具についての簡単なレクチャーです。
岩絵具が鉱物を細かく砕いて作られており、どれだけ細かく砕くかで色や質感が変わってくることなど、原料となる石(孔雀石)や絵具の見本も間近に見ながら理解を深めていきます。



 
みんなで岩絵具についての基本を学んだ後は、実際に体験していく時間です。
岩絵具を紙面に定着させるのに必要なのが、動物の骨や皮から煮出して作られる膠(にかわ)。
まずはこの膠の準備から作業はスタートしました。
一晩お水につけてふやかしておいた膠を湯煎で溶かすと、トロトロした液体状に。
それを、絵皿にとった岩絵具へ加え、指先で練り合わせます。

 


大浦さんからの、「中指の上に人差し指を乗せるように添えると、力が入りやすいですよ」とのアドバイスを参考にしながら、指先で絵具と膠が混ざりあっていく感触を味わいます。
ここでしっかり絵具と膠を練り混ぜておくと、画面への定着力があがるということも教わり、みなさん真剣に手を動かされていました。


絵具の準備ができたら、いよいよ筆を使って描く練習です。
絵皿から筆で絵具を掬いあげるような感触や、線を引くときのザラッとした質感は岩絵具ならではのもの。水をたっぷり含ませた紙面に、絵具を落とすようにのせる「たらしこみ」という技法も体験しました。





練習の後は、お待ちかねの本番です。
北野恒富作品の着物の柄を元に、大浦さんにデザインしていただいた3種類の下絵から一つ選び、
それを色紙に転写して、自分の好きな色を使って彩っていきます。





最後は、全員でお披露目会。
同じ図柄でも、配色や色の乗せ具合でまた違った表情になり、お互いの作品について感想を伝えあっている方々もいらっしゃいました。





子どもから大人まで、幅広い年齢の方にご参加いただいた今回のワークショップ。
岩絵具の魅力をたっぷり味わえる時間となりました。

 

参加者の声(アンケートから抜粋)
・普段使っている水彩絵具とは違う絵具に触れることで、絵画への興味が深まりました。
・貴重な岩絵具を実際に使って、体験できてよかった。
・このイベントに来なかったら、きっと一生岩絵具で絵を描くことはなかったと思います。


大浦雅臣氏のブログ (今回のワークショップについて記事をアップされています)
「大浦雅臣 絵画のみる夢」


(2017.12.21)

 



美術館ボランティアスタッフによる講座
年賀状を多色摺木版画でつくろう

11月12日、19日に毎年恒例の「年賀状を多色摺木版画でつくろう」を開催しました。今回で10回目の開催です。今年も版画をつくる会から講師の方をお招きし、美術館ボランティアスタッフが中心となり、20名を超える参加者の方々と一緒に体験していきました。

まず初日の午前中は、下絵決めです。版画にした時に魅力的になる線や構図になっているか、色の重なりはどう工夫するかなど、講師の先生にアドバイスを受けながら考えます。来年の干支にちなみ、かわいいものから迫力のあるものまで様々な犬達が登場していました。それぞれ納得の下絵が完成したら、次は版木への転写作業です。今回はベビーオイルを使ったより手軽にできる方法を体験しました。下絵のコピーにオイルを薄く塗るとみるみる透明に。「こんな方法があったなんて、マジックみたい!」というコメントも飛び出していました。


 

お昼をはさんで午後はいよいよ彫刻刀を手に、版木を彫り始めます。彫刻刀に触るなんて何十年ぶりかしらとつぶやきつつ、目をキラキラさせながら手を動かす方や、じっと手先に集中しもくもくと彫る方。午前中の賑やかさとは対照的に午後は静かに進んでいきます。あっという間に初日が終わり、残りの彫りは次回までの宿題になりました。


2日目は、宿題の確認からスタートです。今年の参加者は全員とっても真面目!しっかり着実に彫りを進めてきた方ばかりで、講師の先生達もびっくりすると同時にとても感心していました。 彫りの最終確認もスムーズに終わり、早速最後のお楽しみでもある摺りの工程へと入っていきました。
絵具の量や色合いを微調整しつつ、イメージ通りの摺りあがりを目指して何度も試し刷りをします。

ほんの少しの違いで、ぐっと雰囲気がかわるのが版画の奥深く面白いところ。
納得のいく一枚が摺りあがると、どの方も晴れ晴れと満足気な表情をされていました。




講座の最後は全員でお披露目会です。工夫した点や大変だった部分などをご自分で紹介してもらいます。
「不器用な自分にできるか心配でしたが、個別にアドバイスをもらえて楽しく完成させることができました。」
「普段はせっかちで色々なことに気が散ってしまうけれど、この一週間は版画を彫ることに集中することができて、精神的にも豊かな時間でした。」そのような感想をおっしゃっている方もいました。
毎年大好評のこの年賀状講座、今年も和やかな笑い声溢れる時間となりました。

参加者の声(アンケートから抜粋)
・小学校の時以来、木版画をやってみて自分が昔から好きで親しんできた浮世絵の奥深さを感じました。
・個別にアドバイスいただき、とてもよくわかりました。
・下絵から自由に考えられた点が、難しくもあり楽しかったです。
・日本の文化が学べてよかった。

(2017.11.28)





「鈴木春信」展 関連ワークショップ
綴じで彩る〜身近な素材でつくる和綴じ本

9月24日(日)に鈴木春信展関連ワークショップ「綴じで彩る〜身近な素材でつくる和綴じ本」を開催しました。昨年度開催して大好評だったため、今回は時間を長くし内容もより充実させました。

まず午前中は、じっくりと基礎となる「四つ目綴じ」の体験です。
スクリーンに映るデモンストレーションを参考にしながら、早速手を動かしていきます。
紙を折ったり切ったり。目打ちを使って穴を開けたり。力が入りやすいよう立って作業される方も。


 

初めての作業なので、手順がわからなくなったりちょっと失敗することも当然あります。
けれど、各テーブルごとに担当のスタッフがついており、その都度確認できます。
全員無事に午前中の間に1冊目となる四つ目綴じの本を完成させることができました。


お昼休憩をとったら、午後の部がスタート。
午後は「麻の葉綴じ」と「亀甲綴じ」のどちらか好きな方を選んで体験していきます。綴じ方は「四つ目綴じ」が理解できていればそこからの応用なので、実はそれほど難しくありません。
最初は綴じの順番に迷っていた方も、写メを撮ったり手順をメモしたりと工夫をし、どんどんご自分のものにされていっているご様子でした。

2冊目の「亀甲綴じ」と「麻の葉綴じ」の本も無事に完成したら、いよいよ最後の自由製作です。
好きな色や柄の表紙と、糸。そして好きな綴じ方で自分だけの和綴じ本を製作していきます。


 

3冊目ともなれば、皆さんもう手慣れたもの。
色の組み合わせをこだわったり、題せんの貼り方を工夫してみたり。
どの方もご自分のペースで楽しみながら作り上げていきました。

完成した和綴じ本を並べて、最後にお披露目会です。
お一人お一人に感想や、和綴じ本をどんな風に活用する予定かなどをお聞きしました。
飼い猫の報告アルバムにする方、職場でメモに使う方、チラシを綴じて保存される方。
様々なアイデアが出て、一層和綴じ本が魅力的に見えてくる時間となりました。

 

参加者の声(アンケートから抜粋)
・とても親切丁寧な教え方で楽しい時間でした。
・身近にあるもので、家に帰ってからも作れることなど、とても楽しく有意義でした。
・3冊つくることができ、糸の綴じ方がよくわかりました。
・参加者の作品で参考になることも多く、自分で作る際また色々な紙を使ってみたいなと思いました。
(2017.9.27)




「CCMAコレクション いま/むかし うらがわ」展 関連ワークショップ
ライティングの不思議

8月11日(金・祝)に、うらがわ展関連ワークショップ「ライティングの不思議」を開催しました。当館の展示照明を担当してくださっている美術照明家の竹下誠司氏を講師としてお招きし、展示で使用している照明器具にも触れながら、普段なかなか知る機会の少ない照明についてお話しをお聞きしました。



簡単なレクチャーを受けた後は、早速展示室の中へ。実際に作品にあてる照明の色合いを微妙に変化させ、作品の見え方の違いを体感しました。



赤を引き立たせるには何色をどれくらい足せば効果的か。立体作品の存在感や魅力をより引き立たせるために、どんな工夫をして光をあてているか。
光を巧みに変えながらの竹下さんの解説に、皆さんしきりに感心されている様子でした。

2回目の途中では、出品作家の小川信治氏が合流されるというサプライズも。美術照明家と作家が作品の前で直接やりとりをしながらベストな照明具合を決めていくという、貴重な場面にも立ち会わせていただきました。

参加者の声(アンケートから抜粋)
・光のあて方で、同じ絵でも違う絵に見えてくるのが面白かった。
・別の角度から美術を楽しむことができそうで、ためになりました。
・一つ一つの作品としっかり向き合って、ライトの調整をしているなんて驚きました。
・作品それぞれの見せ方を、学芸員や作家の方と話しあいながら作っていく過程に興味を持ちました。

(2017.8.31)




「CCMAコレクション いま/むかし うらがわ」展 関連イベント
わくわく親子デー

8月7日(月)に、わくわく親子デーを開催しました。
平日昼間の開催でしたが、たくさんの方にお越しいただきました。
盛り沢山だったイベントごとに、当日の様子をご報告させていただきます。

 

「おしゃべりギャラリートーク(対象:誰でも)

ベビーカーや小さなお子さんも一緒に展示室の中へ。作品の前で担当学芸員とおしゃべりしながら、展覧会をめぐりました。いつも以上に和やかで自由な雰囲気の中、鑑賞を深める時間となりました。

 

工作&鑑賞ワークショップ「わくわく探検号!」(対象:3歳〜小学2年生の親子)

  

親子それぞれに工作して好きなデザインの電車を作り、それに乗って展示室を探検しました。
展示室の中では、運転手(子ども)はお客さん(保護者の方)と一緒に自分の好きな作品や面白い場所を見つけ、それぞれに素敵な駅の名前をつけました。

 

オープンワークショップ「うらがわの秘密道具」(対象:小学生以上)

 

千葉大学のインターン生が中心になって、うらがわ展専用の鑑賞ツールを企画しました。
パーツを組み立て、好きに装飾をしたらオリジナル秘密道具が完成です。
展示室の中には鏡文字で書かれた様々な指令があり、秘密道具を使って読み解いていきました。

 

鑑賞ワークショップ「親子で見ると楽しいね」(対象:小学生の親子)

親子で二人一組になり、途中で色々なお題にチャレンジしながら展示室を進んでいきました。
探偵になって、作品の中からあるものを見つけ出してみたり。声優になって、描かれたキャラクターのセリフをアドリブで演じてみたり。親子一緒協力しあい、観察力や想像力を駆使して、楽しみながらお題をクリアしていきました。

 

「うらがわ・デ・ぬりえ」(対象:誰でも)

休憩スペースのお隣には、ぬり絵コーナーを設置しました。うらがわ展スペシャルぬり絵は大人気!大人も子どもも夢中になって色鉛筆を動かし、画面はどんどんカラフルに彩られていきました。

 

お客様の声(アンケートから抜粋)
・普通、美術館は行けないとあきらめていたため、親子で楽しめて嬉しかった!
・休憩室やオムツ替えスペースがあり、小さな子どもも過ごしやすく工夫されていてよかったです。

子ども達の声が賑やかにあふれた1日となりました。お越しくださった皆様、ありがとうございました。今後も小さなお子さんをはじめ、幅広い年齢の方に美術館を楽しんでいただけるイベントを開催していく予定です。

(2017.8.30)




「歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに」展 関連ワークショップ
「描くように染める」

7月2日(日)に企画展関連ワークショップ「描くように染める」を開催しました。
房総ゆかりの画家・椿貞雄。その次女の椿夏子は型絵染といわれる手法を用い、染色家として活躍しました。今回はその型絵染をよりシンプルに、身近な道具や素材を使って体験していきました。

まずは、型紙のデザイン決めからスタート。
それぞれに考えてきたデザインを確認し、細かい部分を調整していきます。
切り抜くのに無理はないかな? 型紙にした時に強度が保てるかな?
ちょっとしたことですが、出来上がりを左右する大切なこのプロセス。
みなさん真剣に確認されていました。



デザインが固まったら、次は型の切り抜きです。
普通のものより角度が鋭く、細部まで切り抜きやすい工作カッターで慎重に切り抜いていきます。
今回使用するのは、水に耐性があって反りにくく、繰り返し使用可能な洋型紙です。
曲線は型紙をくるりと回しながら。細かい部分は息を止めて。慎重さと集中力が必要なこの作業。
中には少し苦戦されている方もいらっしゃいましたが、切り抜き終われば「やりきったぞ!」という様ないい笑顔に。



無事に型紙が準備できたら、いよいよ染めの時間です。
一人一枚渡された、まっさらのトートバッグ。今日はこれがキャンバス代わり。
まるで絵を描くような感覚で染めていきます。



ワンポイントでドーンと真ん中に配置したり、
逆に画面全体を埋め尽くすようにしてみたり。
いくつものモチーフを組み合わせて、絵本の一ページにしてみたりと、
それぞれ独自の世界に染まっていきます。



染め上がったトートバッグは、完全にオリジナルの逸品ばかり。
作品のお披露目時間では、お互いのデザインに感心しあう姿も。



お家でもまたTシャツやポーチなどを染めてみようかなと、
早速アイデアを広げる方もいらっしゃり、創造力が刺激される時間となりました。

(2017.7.6)




「絵本はここから始まった ウォルター・クレインの本の仕事」展 関連ワークショップ
「花の庭〜美術館で妖精をみつけよう〜」

4月29日(土・祝)に「花の庭〜美術館で妖精をみつけよう〜」(小学生対象)を開催しました。

まずは部屋の真ん中にこんもりとそびえたつ新聞紙の山へとみんなでダイブ!もぐったり、隠れたり、お互いに新聞をかけあったり。子どもたちのにぎやかな笑い声が飛び交います。



はぁはぁと息が切れるくらい身体で遊んだら、今度は色遊びの時間です。
床に広げたのは一辺が5mある大きな画用紙。春になると野原が花で彩られるように、真っ白い紙の上に自分の好きな色を咲かせていきます。



ローラーやハケにたっぷりとつけた絵の具を、大きく伸ばしたり何度も重ねたり。
手のひらや足の裏で直接描く子や、四つ足になり体全体で絵の具の感触を楽しむ子も!
青、赤、黄色。それらが混じり合って緑や紫やオレンジになり、なんとも不思議で美しい色があちこちに。 あっという間に、真っ白だった画面は見たこともないような色でいっぱいのお花畑になりました。



ここからいよいよ、妖精を見つけていきます。 「みんなの好きな色でいっぱいになったこの中に、もし妖精が隠れるとしたらそれはどんなだろう。見つけられるかな?」
そんな問いかけも、子どもの豊かな想像力にかかれば朝飯前。大人がびっくりするような妖精がどんどん見つかっていきました。



見つけた妖精は、最後にカタチにしてお家に連れて帰ります。特別な妖精の素を手に、ビーズやモール、お花に葉っぱと好きな素材をたっぷり使って、自分だけの妖精づくり。
モールを細かくハサミで切って、キラキラの粉をつくったり。絵の具を粘土に練りこんで好きな色に変えてみたり。お気に入りのビーズやお花で飾りつけてみたり。 一人一人様々な工夫が光ります。それまでにぎやかだった部屋が静まりかえるくらい、子ども達は妖精づくりに熱中です。



森と海の妖精、サーファーの妖精、音符の妖精、他にもたくさん! 個性的で素敵な妖精たちが子ども達の手から生まれて、美術館からお家へと飛び立っていきました。



(2017.5.10)



2016年度開催




「ブラティスラヴァ世界絵本原画展−絵本の50年 これまでとこれから」展 関連ワークショップ
「和綴じ〜昔ながらの本を手作り」

2月19日(日)に「和綴じ〜昔ながらの本を手作り〜」を開催しました。
当館でも多数所蔵している和綴じ本。古くからの伝統的な製本技術である和綴じの中でも、今回は「四つ目綴じ」という基本の綴じ方を、身近な素材や道具で手軽に体験していきました。



まず前半は試作です。何はともあれ一度作ってみよう!ということで、前方のスクリーンに綴じの実演をリアルタイムで写し、それを参考にしながら実際に手を動かしていきます。
紙を折ったり切ったり、めうちで穴をあけたり。綴じ針を使って四つ目綴じにも挑戦。
針の運び方に頭をひねりつつも、見よう見まねでまずは一度体験。試作本が完成すると、「おおー!できた!」と嬉しそうな声もあがっていました。



そして後半は、様々な柄の表紙や色の糸の中から、自分で好きな組み合わせを選んで自由制作です。
各テーブルに一人づつ付いている美術館ボランティアのサポートも受けつつ、どの方も自分のペースでどんどん作業が進んでいきます。



本文用紙をカラフルにしたり、表紙と裏表紙を違う柄にしてみたり。
綴じ糸を2色使ったり。題せんにマスキングテープで飾りつけをしてみたり。

制作していくうちに、様々なアイデアや工夫が生まれてきて、
同じ四つ目綴じでもそれぞれの個性が光ります。



2時間半で2冊の和綴じ本を制作するという駆け足のワークショップでしたが、
無事に全員が完成でき、オリジナルの和綴じ本を手にどの方も満足気なご様子でした。



(2017.2.28)





「ブラティスラヴァ世界絵本原画展−絵本の50年 これまでとこれから」展 関連ワークショップ
「出品作家によるワークショップ」

2月5日(日)に「出品作家によるワークショップ」を開催しました。
BIB展に絵本「かいちゅうでんとう」の原画を出品されている、みやこしあきこさんを講師としてお招きし、前半はインタビュー形式で製作秘話を伺いました。

インタビューの中では、なかなか目にすることのできない資料や試作本が紹介されました。部屋を真っ暗にし、実際に懐中電灯の光を色々な物に当ててその様子を記録していたり、よりわかりやすく魅力的な画面になるために色や構図を工夫されていたり。「かいちゅうでんとう」が完成するまでの様々な工夫やエピソードが語られました。



後半はみやこしさんが絵本制作で使用されているアクリル絵の具と木炭を使い、見本を見ながら簡単なデッサンを体験していきました。見本はみやこしさんが選ばれた、カラフルなフルーツタルトの写真です。
まずタルトの形をラインで写しとったら、ポイントになる色を一色だけ決めて彩色します。



その次はいよいよ木炭の登場。初めて触れるという方も何人もいらっしゃり、最初は予想以上の強い黒の色におっかなびっくり使っているご様子でした。
けれど、 みやこしさんから直接使い方のコツやぼかしのポイントを聞いていくうちに、みなさん徐々に木炭の特徴に慣れていき、陰影によって存在感のあるタルトが画面の中に現れていきました。

最後は作品を並べて展覧会です。木炭特有の柔らかなモノトーン表現の中で、一つだけ置かれた色がなんとも鮮やかに目に飛び込んできます。みやこしさんご本人がお一人お一人の作品の講評を伝えられると、どの方もどこか誇らし気なご様子でした。




(2017.2.9)




「ブラティスラヴァ世界絵本原画展−絵本の50年 これまでとこれから」展 関連イベント
「美術館ボランティアスタッフによる木版画多色摺体験」

1月22日(日)に、美術館ボランティアスタッフによる多色摺り木版画ワークショップを開催しました。
毎年大好評のこのイベントですが、今回は前日に開催された絵本作家のミロコマチコさんによるライブペインティングの作品が展示されており、会場がいつにも増して色彩豊かです。



今回のデザインは雪の結晶や小鳥のしおりに、子猫のハガキなどなど。
どれもボランティアスタッフ自らが彫った特製の版木ばかり。



版木に紙を当て、一色づつ丁寧に自分で摺りあげた作品を手に、どなたも満足気なご様子でした。
120人以上のお客様にご参加いただき、賑やかな一日となりました。

(2017.1.27)




「文人として生きる − 浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」展 関連ワークショップ
「ことば × おと × かたち」

12月10日(土)にワークショップ「ことば × おと × かたち」を開催しました。
自ら琴をつま弾き、その場でお題を決め、時にほろ酔いになりながら即興で描くこともあった浦上玉堂。そんな玉堂のように、言葉と音と形の境界を自由に行き来する体験をしていく今回のワークショップ。これまでも身近な言葉から音を生み出すワークショップを開かれてきた、音楽家である粟津裕介さんをお招きしての開催です。



前半は「ことば」と「おと」にフォーカスを当てた時間です。
「あかるいみらい」「かるふぉるにあろーる」「うさぎ」など、それぞれ自分の名前にちなんだ言葉を選び、それを音に置き換えていきます。これがちょっとコツのいる部分で、粟津さんのアドバイスをもとに音を見つけていきました。何度も繰り返し鳴らしていると、ふとした瞬間しっくりくる音が掴めてきて、最後にはどの楽器の音も言葉のとおりに聞こえてるから不思議です。



それぞれの言葉を音に変換できたら、次はそれを他の人と一緒に合わせてみる体験です。
「学校チーム」や「西海岸チーム」というように、言葉の共通点やイメージごとに分かれて合奏してみると、面白いくらい違う響きになっていて、チームの個性が生まれてきていました。



後半は「おと」と「かたち」へと移っていきます。
1m以上もある長い筆や刷毛に墨をつけ、前半に言葉から生まれた音に合わせて3m四方の大きな紙の上を自由に走らせます。リズム、メロディ、響き。耳から聞こえる音を、手や体を使ってかたちに表現すると、どうなるだろう。薄い墨と濃い墨の違いを試したり。手を動きの早さを変えてみたり。白い紙はあっという間に様々な線や点で埋まっていきます。



ワークショップの締めくくりはパフォーマンス体験です。
チームごとに音を奏でる人と墨で描く人に分かれて、交互に表現していきます。
軽やかな音に合わせて、筆先から飛び出す弾むような点。ゆるやかなメロディに響き合うように引かれる、なめらかな線。時に力強く、時に楽し気に。音が目に見える形になって次々と現れてきます。



最後はタイトルとして最初の言葉たち添えて、全員で作品観賞タイム。

「初めての人たちと一つの作品を自由にダイナミックに作れる喜びを感じた」
「音楽のおかげで、意図しない芸術が生まれていく過程が面白かった」
などの感想もいただきました。

下は9歳から上は60代まで、幅広い年齢層の方にご参加いただき、「ことば」と「おと」と「かたち」の境界を、楽しく軽やかに飛び越える表現の時間となりました。

(2016.12.14)





「文人として生きる − 浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」展 関連ワークショップ
「玉堂に倣う− 模写で知る浦上玉堂の魅力」

11月26日(土)に「玉堂に倣うー模写で知る浦上玉堂の魅力」を開催しました。日本画家であり、東洋絵画の修復や古典技法もご専門の山下和也氏を講師としてお招きし、普段なかなか触れる機会の少ない模写の技法を体験していきました。

まずは専門家の目から見た、玉堂作品についてのレクチャーです。
筆さばきの特徴や多種多様な線の表現などへの視点を共有した後、早速実際に手を動かす模写の体験へと入っていきました。

最初に体験する模写は「上げ写し」という方法です。
手本の上に透明なシートを敷き、そのさらに上に紙を乗せ、
紙をあげさげしながら、目に残る手本の残像をもとに模写を進めていきます。
模写が初体験どころか筆を持つことすら久しぶりという方も多く、最初はみなさん慎重な手つき。
けれど、どの方も真剣な表情で集中しているご様子で、静かな情熱が会場に満ちていきました。


続いて、次に体験する模写は「臨模」。手本を横に置き、見える通りに描いていきます。
一本一本の線を丁寧に描いていく方、全体を掴むように満遍なく描いていく方。同じ作品を模写していても、不思議とその方の個性が表れてくるようです。

途中、筆先を線香で焼いて調整する方法も体験。微妙な加減が難しく、一瞬の油断もできません。

模写を完成するには専門家でも何日もかかる作品ですので、写しきることはできませんでしたが、最後は全員で作品を並べて講評の時間。
「玉堂がどのように描いていたのかより興味が湧いてきた。」
「模写の体験をしたことで、作品を見る目が変わった」
などのお声もいただき、じっくりたっぷりと浦上玉堂の魅力に迫る時間となりました。





(2016.12.6)






「年賀状を多色摺木版画で作ろう」

11月5日(土)と13日(日)に、今年もこの時期恒例の講座「多色摺り木版画で年賀状を作ろう」を開催しました。今回も、千葉市で長年活動をされている「版画をつくる会」から4名の方を講師としてお招き、美術館のボランティアスタッフが中心となっての開催です。

朝から夕方まで丸2日間かけて、多色摺り木版画の流れを一通り体験していくこの講座。
まず初日は、デザイン決めから始まります。木版画で表現するのにちょうど良い線の太さを見極めたり、色ごとにどう版木を分けるのか考えたり。完成図を想像しながら決めていきます。

決定したデザインを版木に写し取ったら、いよいよ彫刻刀の登場です。
丸刀や平刀、印刀に三角。それぞれの特徴や彫りの注意点などを確認したら、早速彫り始めていきます。
力の入れ具合や手の置き場所、板に対する彫刻刀の角度まで、講師から直接アドバイスをもらいながら彫り進めていくうちに、最初はどこかおっかなびっくりな手つきだった方も徐々に力強い彫刻刀さばきに。
あっという間に時間はすぎ、初日終了までどの方も集中して手を動かされていました。

翌週末の講座2日目は宿題だった彫りの確認と調整からスタートです。
出来上がりに直接関わる彫り作業ですので、細かい部分まで丁寧に確かめながら仕上げていきます。



午前中いっぱいを使って彫りを終え、午後はお待ちかねの摺り作業です。
自ら彫りあげた版木の上に、思い思いの絵の具を乗せ、紙にしっかりと摺り上げていきます。
色が重なるごとに完成図に近づくその過程は、まさに多色刷り木版画の醍醐味とも言えます。

完全オリジナルの年賀状が完成したら、2日間の締めくくりの総評タイム。
作品を互いに披露しあいながら、お一人お一人から感想をいただきました。



どの参加者の方も完成した手作りの年賀状を前に、満足げで誇らしげな表情が印象的でした。
毎年大変に好評いただいているこの年賀状講座、今年も熱気あふれる2日間となりました。


(2016.12.1)





岡崎和郎展・小川信治展 関連ワークショップ
「お・か・し な オブジェ」

10月2日(日)に岡崎和郎展・小川信治展関連ワークショップ「お・か・し な オブジェ」を開催しました。お菓子という身近な素材を用いてオブジェを作るという体験を通し、オブジェとは何かを捉え直してみようという今回の企画。あえて中学生以上の大人向けに開催しました。

まずは今回の岡崎和郎展のタイトルにも使われている「見立て」について、ゲーム感覚で深めていきます。
「このお菓子の形を何かに見立てるとしたら、どんなものが思いつく?」
「あのお菓子とこのお菓子を組み合わせたら、こんなものに見えてきたよ。」
浮かんできたアイデアをグループの中で披露しあううちに、見慣れたお菓子がいつもとちょっと違うものに見えてきます。

続いては、お菓子の山から気になる色や形のものを選び、お菓子同士をくっつける練習です。粉砂糖と少しのお水で溶いて使う「アイシング」という方法で、一つ一つバランスをとりながら、お菓子を思いつくままにくっつけていきます。すると、みるみるうちに不思議で見たこともないような形が、そこかしこに生まれてきて。

そんな絶妙なタイミングで今回は一度、お勉強タイムをはさみました。「オブジェ」の概要や有名なオブジェ作品、岡崎展で展示されている作品について学芸員から簡単なレクチャーがあり、感覚だけでなく理論的にもオブジェについての理解が深まります。

オブジェについてお勉強し、アイシングもマスターしたら、もうあとは自由制作です。好きなお菓子を好きなだけ使って、思いつくままに自分だけのオブジェを作っていく時間。大人も子どもみたいに、お菓子なオブジェ作りに没頭されている様子でした。

それぞれのオブジェは、タイトルをつけて完成です。最後は優雅にコーヒや紅茶を飲みながら、みんなでお互いの作品の展覧会タイム。

ハッとするような美しさをたたえた作品もあれば、思わずクスッと笑みがこぼれそうになる作品もあり、見ごたえのあるおかしなオブジェ展覧会会場となっていました。





(2016.10.7)




ファミリー・プログラム
「こんな顔みっけ!〜木の粘土でお面をつくろう〜」

8月14日(日)にファミリー・プログラムを開催しました。夏休み恒例のお楽しみ企画です。
まずは現在展示されている河井寛次郎のちょっとユニークなお面を紹介するところからスタート。ウォーミングアップでは自分の顔をもみもみほぐしたり、いろんな表情を親子で見せ合ってみたり。ものすごくびっくりした顔や究極にぼーっとした顔など、皆さんなんとも表情豊かで、つい相手の顔をみて吹き出してしまう人も。




いい感じに顔がほぐれてきたところで、いよいよお面づくりへ。身の回りのものが何でも顔に見えたという寛次郎のエピソードにちなみ、まずは親子で一緒に美術館の中を顔探し。1階のさや堂ホールから11階バルコニーから見える景色まで、様々な場所を探検していきます。
天井の照明や壁の模様、はたまた電気の配線など、みなさんいたるところに顔を発見。中には約20分の間に14個も顔を見つけてきたお子さんも!




たくさん顔を見つけたら、今度はそれを木の粘土でお面に仕上げていきます。
ビーズで眩しいくらいゴージャズに飾り付けをする子や、貝殻や枝をこだわりの配置でくっつける子など、どの子もじっくり丁寧にお面つくり。親御さんも子どもたちに全く負けないくらい夢中のご様子。パワフルな造形に圧倒されます。


時には親子で協力しあったり。時にはお互いそれぞれ自分の製作に没頭したり。
見つけた顔はさらに面白く魅力的にアレンジされていき、ユニークなお面が次々とできあがってきました。




完成したお面のお披露目タイムでは「そんな顔もあったんだ〜!」「わぁ、面白いね〜!」と歓声がたくさん。最後はみんなでお面と一緒に記念撮影!にぎやかで楽しい親子の時間となりました。



(2016.8.17)




高校生プログラム 2016
「なくしもの屋」

7月27日(水)に高校生プログラムを開催しました。
今回は越後妻有アートトリエンナーレなどでも活躍されている現代美術アーティストの武藤亜希子さんをお招きし、「なくしもの屋」というワークショップを体験しました。

まずは、これまでに自分が「なくしたもの」の記憶を辿ります。
すぐにいくつも思い出す人もいれば、しばらく振りかえっていた人も。
「なくしもの」が思いついたら、今度はそれにまつわるエピソードをメモしたり、イラストで描いてみたり。
「お土産の人形」「プレゼントでもらった腕時計」「お気に入りの帽子」などなど、
お話しながら手を動かしていくうちに、それぞれの思い出が鮮やかに蘇ってきます。

最後は「なくしもの」をフェルトでちくちく縫ったり綿を詰めたり、
あるいはビーズでデコレーションしたりなど、自分の気に入るように仕上げれば完成です。

出来上がった「なくしもの」を手にどんな思い出があるのかを語りあう時間では、
参加した高校生のみなさんもお互いにじっくりと耳を傾けていて、
少しの切なさと不思議な優しい空気が流れていました。

この完成した「なくしもの」達は、8月 21日(日)に開催する「美術館で縁日気分!」にも展示します。
しかも、当日は一般の方にもこのワークショップを体験していただけます!
武藤さんお手製のカラフルに並んだポケットに、 あなたの「なくしもの」も加えてみませんか?

みなさまのご参加をお待ちしています。





(2016.8.1)





ふたつの柱ー江戸絵画/現代美術をめぐる 展 関連 鑑賞ワークショップ
「いっしょに見ると楽しいね(^ ^)」

6月4日と18日に、「ふたつの柱」展関連企画として、
鑑賞ワークショップ「いっしょに見ると楽しいね(^ ^)」を開催しました。
二人一組になり展示室の中で実際に作品を見ながら、
美術館から提示される様々なミッションを一緒に体験していきます。

「先生」になってお互いに作品のことを教え合ったり。



「探偵 」のように、相手の好きな作品を推理してみたり。



「俳優」みたいに作品に描かれたキャラクターになりきったり。



「忍者」のように作品の中に隠れてみたり。

最後は、「写真家」になって展示風景を切り取ってみたり。

お互いに色々なものになりきって展示室を巡っていきます。
すると、一人で鑑賞するのとはまた違った作品の見え方や、楽しみ方に気づくことも。
作品との距離が近づきつつ、お互いの距離も近づく。そんな楽しい時間となりました。


(2016.6.18)




生誕140年 吉田博展 関連ワークショップ
「からだを変える・風景が変わる」

4月29日(金・祝)、講師にペピン結構設計さんをお招きし、ワークショップ「からだを変える・風景が変わる」を開催しました。
最初に風景を切り取るためのひみつ道具を自分で製作し、早速それを使って美術館の11階からお気に入りの風景探し。お天気にも恵まれ、抜けるような青空が広がっています。
高い場所が好きだった吉田博の気分も味わいながら千葉の街並みをぐるり見下ろしたら、
いよいよ今度は実際に街の中へと散策スタート!

 

ペピンさんから参加者に出された指令は全部で7つ!
北斗七星になぞらえ、目印は星。行く先々で星を見つけるたびに、指令が発動されます。
動物になったつもりで、お気に入りの住処を見つけてみたり。
美しい藤棚の横をスローモーションで歩いてみたり。
「ここにこんなものがあったのか」「ゆっくり動くだけで景色が違って見えるね」
指令が発動されるたびに、様々な発見が。

 

そして、忘れちゃいけないピクニックには欠かせないお楽しみといえば、そうお弁当です。実はこのお弁当にもちょっとした秘密が隠されていて。おしゃべりしながら舌鼓を打ち、エネルギーもたっぷり補給。さらにピクニックは続きます。

 

神主さんに商店街のお豆屋さん、街の人たちとも交流しながらの星探し。
美術館の周りをぐるりと巡り、何段もの階段を上って到着したゴールは、美術館の11階からもよく見えた場所。
最後はたくさん歩いたご褒美に手作りおやつも堪能し、心もお腹も満たされる1日となりました。

(2016.4.29)



生誕140年 吉田博展 関連ワークショップ
「春の色をかさねるーオリジナルブックカバーつくり」

4月23日(土)に「春の色をかさねるーオリジナルブックカバーつくり」を開催しました。
透明水彩と不透明水彩の違いってなんだろう?
筆で描くのと木版画で摺るのとでは、画面にどんな違いが生まれるのかな?
ひとつひとつ画材や技法に触れ、実際に手を動かしながら確かめていきます。

 

最後は好きな画材と技法を組み合わせて、自由製作!
透明水彩と不透明水彩、それぞれの特徴を活かしてみたり。版画で摺ったあとに、水彩で色をつけてみたり。 表現の組み合わせは無限です。

  

「久しぶりに絵の具に触れたわ」「こんな技法があったとは初めて知ったよ」「版画って面白いね!」子どもから大人まで、みなさん夢中。中には「時間がもっとほしい!」とおっしゃる方も。

 

個性溢れる世界でひとつのオリジナルブックカバーが次々とできあがり、会場内は明るい春の色彩で溢れていました。

(2016.4.23)





2015年度開催


◯ボランティアによる「多色摺ワークショップ」

美術館ボランティアスタッフによる、おなじみの木版画多色摺ワークショップが行われました。
当館の浮世絵版画・近代版画に親しんでいただくための定番ワークショップですが、今回はひと味違います。墨摺に筆で色をつけた初期の浮世絵版画に ちなんで、筆彩に挑戦しました。
当日は温暖な千葉でも底冷えのする寒さでしたが、予想を大幅に超える参加者の熱気でにぎわいました。


(2016.1.24)



◯ボランティアによる「まなびフェスタ2015 木版画多色摺体験」

12月6日(日)に千葉市生涯学習センター主催の「まなびフェスタ」が開催されました。毎年お馴染み、千葉市美術館ボランティアの皆さんによる「木版画多色摺体験」のコーナーは大人気!120人を超える方にお立ち寄りいただきました。
今回は「年賀状(さる)」「クリスマスカード」「仔犬(中村芳中)」「ストーブ(しおり)」の4種類がお出迎えです。どの版もボランティアさんの力作ばかりで、どれにするか迷う様子もちらほらと。大人の方は「小学校ぶりです」と破顔しながら、小さなお子さんは「よいしょっ」と全身の力を込めてバレンを握り、いざ摺り体験!完成品を手にしてどなたも満足気な笑顔でした。
最後にはスペシャルゲスト、チーバくんも摺りに挑戦。賑やかに盛り上がった今年の木版画多色摺り体験コーナーでした。来年も開催の予定ですので、ぜひご家族揃ってお立ち寄りください。


(2015.12.6)



◯ワークショップ「サイアノタイプ体験」

11月29日(日)に、「杉本博司」展関連ワークショップ「サイアノタイプ体験 ものの影を撮る」を開催しました。
今回は、写真作家・現代美術家として活躍されている倉谷拓朴氏を講師にお招きし、感光紙作りから焼き付け、現像までの流れを体験していきました。
暗室の中で紙に感光剤を塗り、乾かせばオリジナル感光紙の完成!モチーフを並べて太陽の光に当てると、みるみる色が変わっていきます。絶妙なタイミングで薬品を洗い流し現像すれば、浮かび上がってくる鮮やかな青。太陽の光によってくっきりと白く写った影は不思議な美しさをたたえています。
これはどんな影が撮れるんだろう?実験精神に溢れた参加者の方々は、何度も撮影にトライ。最後には思わず魅入ってしまう写真がずらりと並びました。


(2015.11.29)



◯「年賀状を多色刷り木版画で作ろう」講座

11月8日、15日 に毎年恒例の「年賀状を多色摺り木版画で作ろう」講座を開催しました。
今回も版画を作る会より講師を4名お招きし、作画から彫り、そして摺りまでの本格的な流れを体験できた2日間でした。
初日は、多色摺りということで構図と配色を考えた上で、3〜4枚の版木を彫っていきます。どの参加者も講師の先生からちょっとしたコツや修正の裏技など熱心に聞き、 一彫り一彫り集中して手を動かしている様子でした。
2日目は、彫りあげた版木にイメージした色をのせて、丁寧に版を重ねていきます。部屋の中は参加者のみなさんの熱気で汗ばむほど。摺りあがった作品はユニークなものから可愛らしく華やかなものまで、オリジナリティが光る年賀状ばかりでした。
年賀状講座はまた来年も開催の予定です。世界で一枚だけの年賀状を作りにいらしてみませんか?


(2015.11.08,15)


◯ワークショップ「水墨画に挑戦!」

唐画もん − 武禅にろう苑、若冲も」展の関連イベントとして、若冲が用いた水墨画の技法、筋目描きを体験できるワークショップ「水墨画に挑戦!!」を9月23日(水・祝)に開催しました。
今回は千葉市在住の水墨画家、住吉花間先生を講師としてお招きし、目の前で筋目描きを実演していただきました。水と墨の浸透圧の差で紙面に現れてくる筋目。目の前で描かれる見事なお手本を、みなさん興味深そうにご覧になっていました。筆の運び方や、墨の濃度など細かいところまで丁寧なレクチャーを受けたあとは、いよいよ実際に体験。
中には立ち上がりながら描かれている方もいらっしゃり、みなさん集中して筆先から生まれる筋目描きの感覚を、楽しまれたご様子でした。


(2015.09.23)



◯ワークショップ「オートクチュールのボタンをつくる」

トピックス内にてご報告させていただきました。こちらからご覧ください。


(2015.08.02)

 

「生誕130年 彫刻家・高村光太郎展」開催中に、当館ではさまざまな教育普及活動を行いました。簡単にご報告させていただきます。

◯高校生美術館体験プログラム

美術館ってどんなところだろう?どんな仕事をしているの?
今年はじめて実施した高校生向けのプログラムでは、開催中の企画展「彫刻家 高村光太郎」担当学芸員のギャラリートークを聴き、美術館の仕事についてのレクチャーと館内見学を行いました。
ギャラリートークは初めてという参加者も多く、説明を聴きながら作品を鑑賞する楽しみを体験。また、仕事としての美術館を覗いてみて、それぞれに課題を見つけたようです。


(2013.07.23)


◯中学生のためのギャラリークルーズ'13

夏休みに自分たちだけで美術館に来てくれる中学生を対象とした鑑賞プログラム。グループをつくり、30分ほど鑑賞リーダーと一緒に作品を観た後は、気に入った作品の前に戻る人もあれば、ワークシート片手に熱心に宿題に取り組む人も。
今年は予想を多いに超える参加者があり、毎年用意しているオリジナル缶バッジも一つ残らず無くなりました。また来年!


(2013.07.26-27)



◯ファミリー・プログラム「はさみで描こう」

毎年恒例の、小学校低学年の子どもとその保護者のペアを対象としたプログラム。今年は、高村光太郎展に出品されている智恵子の紙絵にヒントを得て、はさみと紙を使った工作を行いました。
二人で考えた「夏」といって思い浮かべるものを、一場面ずつ分担して制作します。
用意したのはちょっと渋めの色和紙。紙の色や枚数が限られている中、工夫してできあがったのは、どれも力作ばかり。
最後に表紙にタイトルを書いて(ここまで凝ったペアもありました)完成。すてきな夏休みの思い出ができました。


(2013.07.28)


◯市内中学校美術部合同鑑賞会

運動系の部活のように試合が無い美術部だって他校と交流したい!という気持ちから6年前にスタートした合同鑑賞会。
混合グループをつくって鑑賞したり、他校の生徒とペアで鑑賞したり、年々ハードル(?)を上げてきましたが、今年はなんと、生徒たち自身が鑑賞リーダーに挑戦して、グループを案内することになりました。各校から2名ずつ18人、リーダーになった人たちは、美術館の鑑賞リーダーさんたちの協力も得て、事前の準備に取り組みました。
緊張の当日でしたが、その分達成感もありました。同世代リーダーの案内による鑑賞は親しみもあり参加者には好評でした。 3年生になると、今年で3回目の鑑賞会というベテランも。来年はどんなプログラムにしましょうか。


(2013.07.24-08.02)



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