千葉市美術館
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八木 正
中間子
ラッカー、木/ 210.0×30.0×3.6cm×2 / 1980年




八木正(1956−83)は京都生まれ。1975年京都市立芸術大学美術学部彫刻科に入学。在学中より期を素材とした作品を学外の展覧会で発表。78年、構想設計教室の非常勤講師となった小清水漸と知り合う。80年、第13回日本国際美術展に出品。81年に美術専攻科を修了し、専攻科修了制作展で市長賞受賞。

没後、83年、埼玉県立近代美術館での「木のかたちとエスプリ」に出品。同年、伊奈ギャラリー2で「八木正遺作展ー板の構成による」、京都芸術短期大学ギャラリー楽で「八木正遺作展ー木の表情」。85年、神奈川県立県民ホール・ギャラリーでの「現代彫刻の歩みー木の造形」に出品。

1960年代末から、絵画や彫刻といったそれまでのジャンルに属さない「立体」という概念が模索された。八木正は彫刻から出発し、この立体にアプローチを試みている。たとえば「中間子」では壁に立てかけられた2枚の板のうち一方を朱色に塗った面を凸、木理の面を凹として処理し、もう一方ではこの凸凹を逆にしている。木理と対照的な色面によって素材の物質性は際立ち、また、お互いに違う凸凹の面が板どおしの関係や板が置かれている状況をも意識させる。このようなところから発生する存在感は、立体が獲得した新しい表現である。遺された作品に見られる木のやさしさと鮮やかな色彩の対比、から立ち上る香気と風韻は他に例がない。



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